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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
201/282

201~馬車はいつでも快適だ~

いつもお読みいただきありがとうございます。

毎週水曜日12時に更新しています。

ちょっとまだ慣れないですね、新しいやり方。

空の人とサカイと一緒に、拠点の森に移った。

空の人はポータル魔法は知っているようだし。

ただ、使えないらしい。

プレイヤーも使えるし、人間だって覚えれば使えるはずなのに?

神様の設定、なんだろうか。

運営さん、めんどくさいことするな。


拠点からだと、矢印は、王国のほうにしか向いていない。

たくさん出ているのはずっとだけど。

この森にはなさそうだな。

魔物とかには見つからないのかな、卵。


『魔物が見つけていたら、もう、卵は終わっているじゃろう』


確かにね。

クエストでも、絶対にそこにあったのだし。

まああれはゲームなんだけど。


「まずは一番近そうなとこから行くね」

『一番近そうなところとは?』

「プレイヤーには、なんとなく卵のある場所が分かるんだよ」

『便利なものじゃ』


うん。ほんとそうだよね。

近ければ、矢印が大きくなる。

遠いと矢印は小さくなる。

その中で、この空の人が落とした卵がどれかは知らないけどね。

今までの空の人は、プレイヤーがいなかったからって、そのままほうっておいたということか。

それでいいのか?


馬車につながれたウーマは、もう、飛び出したくて仕方ないみたい。

まあ、馬車と拠点はつながっているから、ほとんど準備しなくてもいいんだけど、一応ね。

これも冒険だし。

そういえば、王都中央部に行くまでの道以外で、ほとんど見回っていないなあ。


「サカイ、この方向の街って、どのくらいの距離があるの?」


前の道とは違う方向。

森から出たら、森に沿って回っていこうと思う。


「えーと・・・ここは、国境の外ですよね?」

「ええ、そうね。私はここから王都中央部に向かったからね」

「一応、国に入ったら、いくつか小さい集落があります。王都


そういえば、ジューノさんの故郷もそうだって言ってたっけ。

まだ差別が大きいからね。

仕方ないのかなあ。


「人間も住んでいるはずですが、圧倒的に獣人が多いですね」

「そうなんだ」


まあこの先に矢印があるから、そちらに行くけど。


ウーマのスピードで馬車が進むから、どんどん近づく矢印だけど、それでも距離はまだありそう。

馬車の乗り心地がよくてよかったわ。

空の人は、クッションで寝てるし。

危機感ないなあ。

ほんと、何日かかるやらだわ。

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