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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
194/282

194~いろいろ準備が必要~

いつもお読みいただきありがとうございます。

女主人公、活動中です。

毎週水曜日12時更新しています。


料理スキルはなくても、裁縫スキルだけはある。

刺繍は得意だ。

魔法糸での刺繍こそが、マジックバッグには重要。

それと、刺繍部分は、バッグの作られている革の二重になっている部分に、さらに一枚布を重ねていて、その部分にしている。


これは、この郷でのオリジナルだから。

刺繡した布をバッグに縫い付けるほうが楽なんだよね。

私の場合は直接縫うけど、それも魔法でコーティングしちゃうので魔法糸が変に切れたりしないけど、郷の人たちにそこまで求めるのは酷なんだよね。

布自体を魔法糸で織らせたし、その布に魔法糸で刺繡すれば、バッグを切られても、その布が無事なままとなる。

中身が散乱することもない。

もしマジックバッグが破損することがあれば、プラム郷あてに送るようにも明記しておかないとね。

布を違うバッグに付け替えて、新しく作ってあげればいい。


あとは、そのバッグ自体が盗まれたときに、ほかの人に使えないようにする、ということ。

中身ごと盗まれました。

バッグだけ帰ってきたけど、中身がありません、では、シャレにならないよね。

盗賊だっているしね。

なので、魔法陣を縫い付けた布に、使用者の名前を縫い付けておく。

使用者が受け取った時に、魔力を流してもらって、認識させれば出来上がりだ。

それまではただのバッグにしかならない、としておこう。

まあ、違う人が流してしまったら、それはもう仕方ないけども、そこは買った人の責任だしね。

そこまでの面倒は見ることはできないよ。


あれこれと使用上の注意があるけど、それだけ貴重なものなのだからね、マジックバッグ。


さて。

郷の人たちに、魔法陣の図面を教えないといけない。

容量によって、微妙に魔法陣の図柄が違うから。

使うのは三種類。

おおきめの紙に図面を書いて、違う部分をわかりやすく、魔法で色を付けてみた。

それを会議所の壁に貼る。


この図面通りに刺繍して、魔力を流してみて、きちんと起動していれば、マジックバッグの魔法陣として機能する。

使用者の名前は、バッグの製作依頼が来たときに縫い付けること。


これを守ればこの郷の人じゃなくても、マジックバッグ作れる。

まあ、魔法糸が貴重なのと、それで布を織るのも大変なことは考慮しないけどね。

この郷ではどちらもできるんだし。


魔力の大きさによって作れるのが違うから、測定から入らないとね。

少ない魔力の人はおおきいの作っても刺繍できないしね。

魔力鑑定は、私は見ればわかるけど、冒険者ギルド、もしくは教会ができる。

今の魔力量を見てきてもらわないとね。


私がいなくてもできるようにしてもらわないとだしね。

これが未来につながっていってくれるといいんだけどな。

まずは第一歩だ。

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