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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
191/281

191~相談は必要だからね~

いつもお読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、積極的に活動しています。


頼まれたマジックバッグをとりあえず作って、あとは、まだ作らない。

私が作れるのじゃダメなんだよね。

郷の人が作らないと。

それよりも、マジックバッグ自体を普通に売り出していいのか、許可をもらわないといけないと思う。


まずは、リアさんや、前国王様に相談。

手紙を出して、都合のいい日を、と書いたら、すぐにきた。

あれ?

暇なのかな?


「大事な相談があるときkて、飛んできたぞ」


楽しそうだ。

悪いから行くと伝えてあるはずなんだがねぇ。

メイちゃんのお菓子が食べたいのかもしれないよね。

出した途端にすごい勢いで食べているしね。


それよりも、二人で護衛を撒いてきたのか・・・

護衛さんも、ここにきていると気づいてはいるのだろうけども、追いつかないってどういうことよ。


「実はですね、マジックバッグを、プラム郷の名産として売り出そうと思っているので、その相談ですね」

「マジックバッグを?」

「どうやってなの?ダンジョンでのドロップはなかったわよね?」


たしかにそうだ。

この二人でも、マジックバッグはダンジョンドロップ品だと認識しているみたい。


「これなんですけどね」


腕さんの仲間に売るマジックバッグを見せる。

もちろん、プラム郷のマークが入っている。


「大きさは商人馬車一台分の容量で、時間経過なしです。金貨30枚くらいかな、と」

「むむむ・・・」

「プラム郷では、これを作れる人がいるの?」

「私がこれから教えます。・・・もともと、だれでも作れるようになっているはずなのですが、いかんせん、魔力量の問題があるのでしょう。あと、錬金術師が少なくなったのも問題が・・・」


実はそれが一番問題なのだと思う。

おかげで偽のポーションが出回っていたのだから。

でも、プラム郷の住人は、魔力が増えている。

これも、錬金術で毎回魔力を限界まで使わせているためだ。


「量産はできないと思いますし、売るにも、完全受注になると思います」

「もっと大きいのもできるのだな?」

「私がいつも下げているのは、この星程度なら入りますし、それは私の魔力量が大きいから難なく作れるものです。郷の人たちなら、まあ、郊外の畑の一枚・・・は無理か、その半分くらいの大きさなら、作れるようになります。時間もかかるだろうし、魔力を使うから、商人馬車一台分くらいが妥当かな、と」

「商人馬車一台分くらいの大きさなら、量産はできなくても、結構作れると?」

「作れるでしょうね。私なら何個も作れるけど」

「時間経過なしなのよね?」

「ないですね。あったらマジックバッグとして使えるのか?って疑問に思っちゃうので。いや、日用品詰めておくのはいいのかもしれませんけどね」


冒険に出るのに食べ物詰めておけないのって、結構大変だと思うのよね。


「それをいくらくらいで売るつもりかな」

「冒険者さんに相談したら、金貨30枚くらいだろうって」

「・・・わかった。相談してみよう。まだしばらくこの話は待っていてくれ」

「ああ、はい・・・あ、でも、約束があるので、これは売ってしまってもいいですかね?」

「それも待っていてほしいが、急ぎか?」

「どうでしょう。冒険者さんの知人に言われたことらしいから」

「できればそれも待っていてくれ。早めに話をして、結果を伝えに来る」

「承知しました」


まあこれで終わりだな。

売り出せるといいけど、どうかなあ。

その前に、プラム郷の住民に作り方を教えないとね。

結構、やること山積みかな。

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