174~とりあえず配っとくか~
いつもお読みいただきありがとうございます。
まだまだオープンさせられそうにないです。
土地家屋を買ったので、がるがるさんに報告。一応、王都中央部の知り合いでもあるしね。
ついでに、サカイにも報告。
あ、そうだ。
いいこと思い付いた。
この冒険者ギルドの職員たちに、石鹸を配ろう。
お世話になっているしね。
あとは、スズランに。
がるがるさんの奥様にも使っていただきたいね。
感想を言ってくれる人が多くなるのはいいことだし。
今度持ってこよう。
どうせまだ、石鹸屋はオープンしないのだし。
冬も近いから、王都中央部でもお風呂の習慣があればいいけど、ないだろうなあ。
だけどやはり泡立ちはよくないとね。
体洗うだけじゃなく、髪の毛用と、衣服の洗濯用、台所用なども必要だよね。
家の掃除用の石鹸とかも。
たくさん用意してこないとな。
郷の人たちも、無理しないように、いっぱい作ってもらおう。
考えただけでも楽しそうだな。
難しいことは、丸投げしてしまうけども。
あ、そうだ。
チラシも作って、配ろうかな。
幸い、この世界、識字率は、前世の日本と同じで、結構あるから。
デザインとかも全部丸投げるけど、金と意見だけは出させてほしいわね。
後日、がるがるさんたちに届けに行ったら、どこかから聞きつけたらしい、リアさんの手紙が渡された。
リアさんにも石鹸を分けろということだ。
仕方ないので、呼び出されている住所に行く。
王様の別のお屋敷だった。
うーん・・・
広いなあ。
気配を感じたのか、リアさん自らが迎えてくれたのでトラブルなし。
屋敷の中には王様もいた。
あ、もう、元王様なんだった。
お屋敷にお仕えしている方やら、たくさんいる人たちにもおすそ分け。
使った感想知りたいし、ここの人たちも、広めてくれるかな。
石鹸屋さんへの道は、着々と進んでいるはず。
でも今日は、おもてなしされて気を使いすぎて疲れたので、寝よう。
そういえば、運営さん、またいなくなっちゃったなあ。
お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。
誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。
10月になると、もう年末もすぐそこだという気になりますね。




