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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
159/281

159~帰路につく~

いつもお読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、やっと起きました。


最近忙しすぎて、体力の低下中です。

[起きたか」


運営さんがのぞきに来た。

のぞきに来なくても気づいていたと思うけど、まあいいや。


「運営さん、おはよう。何日くらい寝てた?」

「二日くらいか。ダンジョンの中は、魔力がたまりやすいからな」


結構寝てた気がするけど、それくらいだったか。


「お嬢さま、おはようございます」


シツジローくんも来た。

メイちゃんは飲み物を持ってきてくれている。


「おはよう・・・」


ふああ。

まだ眠いかな。

でもいいや。

それより、どうなったかだからね。


顔洗って外に出ると、みんながくつろいでた。

この空間で慣れてしまったようだ。


「あ、ねーちゃん。やっと起きたか」

「市ショー、寝坊助さんね」

「エイトもスズランもおはよう」


駆け寄ってきた二人にあいさつ。

王様やサカイ様やリアさんは、くつろいでお茶しているなあ。


「ようやく起きたか。体調は大丈夫か?」

「大丈夫よ。いつものことだから。それより、ここから出るのって、どうするのかしらね」


ここは、ダンジョン核の空間。

ダンジョン核はどこ行った?

と探してみたら、いたわ。

こっちやってくる。


「ありがとうございました!」


開口一番に土下座お礼か。

そんなにあの虫空間嫌だったんだなあ。

ダンジョン核の範疇外になっちゃったんだものね。


「おかげであの虫に取られていた核のかけらが取り戻せました。もう、あの虫は呼び出しません」

「そうしてくれると助かるし、私は虫が嫌いだから、虫全般いらないんだけどね」


まあ虫ダンジョンのダンジョン核に言うことじゃないんだけどね。


「ところでさ、このダンジョンて、終わりあるの?」


もういっそ聞いてしまったほうがはやい。

あと何日もぐっていることになるだろう。

いい加減虫はあきたし嫌になってきたんだけどな。


「ここのダンジョンは、いろんなところにつながるので、終わりないんです。なので、好きなフィールドで帰っていただくのが一番いいかと思います」


は?

終わりがない?


「そういうフィールドとして、核に記録されてます」


ええ~?

運営さんを見ると、無関係な顔してる。けども、あなたがそうに設定したのでしょう。


「それじゃ、これからどうするか、みんなで決めるわ」

「はい」


聞いていたであろうみんなのとこ行くと、もう、帰ろうという話になっていたらしい。

確かに長く開けているし、エイトなんて勝手についてきてしまっているから、早めに帰さないとだしね。


ダンジョン核にその旨を伝えると、魔法陣が現れた。

これで帰れるらしい。


それよりも、きちんと確認。

このダンジョン核のかけらは、仕事してくれるのでしょうね?


「コメですよね。その情報とほかにいくつか穀物の情報を入れておいてあります」


おお。なんて有能。

これで私のおコメライフが始まるはずだわ。

おぞましいものを倒したかいがあったわ。


魔法陣に入る。

カエルだけの魔法陣だ。


「それでは皆様お元気で。ここのダンジョンも、もう少し皆様にやさしい作りに変えますので、しばらくはただの洞くつとなりましょう」


ダンジョン核が頭を下げているのを最後に、世界が一転した。


戻ってきた。

転移魔法陣亜跡形もなく消えてる。


「さて、プラム郷に帰りましょうか」


冒険は終わりだ。

なかなか嫌なダンジョンだった。

プラム郷のすぐそばに、高位レベルダンジョンは必要ないしね。

気軽に行けるダンジョンがどんなのかはわからないけど、虫以外も出るようになるといい。


馬車はゆっくりとプラム郷に向かう。

お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


暑さで体力が持たないです。

投稿が遅くなりはじめたら、ばてていると思ってください。

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