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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
158/282

158~もふもふ~

いつもお読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、ようやくお目覚めです

眠い。

今はそれだけだ。

何が現実なのかわからない。

先ほどまで仕事していたような、ゲームをしていたような、夢を見ていたのだろうか。


瞼の重さがいまだに私を夢うつつへと導く。

開けようと思うのだけど、だるい。

寝ててもいいよね。


意識がまた深く落ちていく気がする。

眠いのは仕方ないのだ。

今日は休みだったかな。

それとも朝まではまだ時間があるのに覚醒してしまったのかな。

ああ、もう考えられない。



どれほど経過しただろうか。

やわらかいモフモフとした肌触りを感じる。

ちょっと獣臭い。


薄目をかけると、柔らかい銀色の毛並み。

なに?

このまままだ寝ててもいいと思うけど、胸のあたりは少し重い。

完全にあかない目をそちらを見る。

何か乗ってる。


動かしたくないけど、手をやる。

もふり。

やわらかい何かが降れる。

首元にも何か、皇化に柔らかい毛並みを感じる。

ああ、でもこちらはわからない。

何だろう。

今私を取り囲んでいるのは。


まだ眠い。

気持ちよくて寝てられる。

意識がゆらゆらと揺らいでいく。

このまま寝てしまおう。

また覚醒した時に、それらがまだあるといいな。


目が覚めたら、なぜか、シリウスとしーちゃんとベヒーが私の周りにいた。

ああ、夢じゃなかったのか。

モフモフした感触は、この子たちだ。

ベヒーはもう少し場所を考えてくれるといいいのに。

胸の上ってちょっと重いのよ。

しーちゃんは猫だから、首のとこで丸くなってる。

私の布団変わりがシリウスだったようだ。


「おはよう・・・」


うちの使役獣をなでる。

ああ、いい子だわ。


「ご主人、おはようニャー」

「うん、おはよう」


しーちゃんがあくびしながら言う。

みんな一緒に寝ててくれたんだな。

まだ動くには体はだるいけど、頭はすっきりしているし、魔力もばっちりだ。

何日くらいたっているのかはわからないけど、ここは馬車の中のようだし、よかった。

もう二度とGの巣にはいきたくないわね。


みんなにもお礼と謝罪しないとね。

でももう少しだけ、このモフモフした感触を味わおう。

きもちいいなあ。

お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


しばらく連載再開できる時間がりません。すみません。


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/

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