表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワールド・ガイア  作者: 水野青色
143/282

143~まだ毒沼~

お読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、いまだ毒沼攻略中。

ダンジョンなのに戦うシーンがないのは、ご愛敬です。

ものすごく当たり前の話だけど、いまだに毒沼フィールドにいる。

大体、前の平原が、数日かかったのだから、この毒沼だって、数日かかるんだよね。


今いる場所は、毒沼ではなく、大地は毒におかされているけど、地面だ。

毒沼フィールドのセーフティエリアといったところなんだと思う。

空気も毒だし、薄暗いけど、一応何の魔物も出てきてない場所。

薄暗いのが本格的に真っ暗になったころに、ウーマに指示して、ここでいったん休憩。

ウーマだって走り続けるのは大変だと思うから。


いや、ウーマは大丈夫だとは思う。

一日どころか、一週間走り続けてもスピードが落ちない馬らしいから。

馬・・・ではないのか?

魔獣だしね。


外に出ているのは、私とシツジローくんと運営さん。

ウーマにポーション入りの美味しいご飯をあげながら、ブラッシングだ。

走り続け、疲れもたまってきているかもしれないとの配慮。

一応周りに結界も張っているし、浄化もしているけど、この大地が毒フィールドであることは変わりないしね。


メイちゃんは、馬車の中で、ほかの人たちの世話。

やっぱり、毒フィールドはだめらしい。

匂いもすごいしね。


運営さん曰く、半分は進んだろうとのこと。

まだ半分。

明るくなったらまた走り出すとして、ウーマだからこの日数で行けるけど、普通の冒険者なら、ここでダメだと思う。

やっぱりえげつないな。


「プレイヤー想定して作っているとしか思えないよね」

「もともとはプレイヤー用のダンジョン核のはずだからな」


おいいいいい。

今、聞き捨てならないこと聞いたぞ。

プレイヤー用なら、ゲーム内だけでおさめておきなさいよ。

やっぱりこのダンジョンは封印するしかないな。

ダンジョン核見つけて壊して、新しく作らせたほうがよさそうだわ。


周りの木々にはキノコが生えているけど、毒キノコだなあ。

・・・採取しておくかな。

毒もいろいろ使い道あるしね。


「この木も持っていったらダメかな?」

「抜いたら消滅するんじゃないか?」


あ、そういう仕様なのか。

それじゃ持って帰れないか。

毒を発生する木なんて、面白いのにな。

プラント母さんなら取り込んで、新しいプラント母さんの子供たち作りそうだけど。

ダメか。


「毒をばらまかせる気か」

「ん?そういうわけじゃないけど、プラント母さんなら、毒を吐くプラント種とか作れそうかなって思っただけよ」


いないわけじゃないしね。

一応、拠点のある国境の森の中には、毒性を持つプラント種もいるのよ。

プラント母さんの子供たちは、気にもしてないないみたいだから、弱いのかもしれないけども。


「そろそろ私も寝ようかな。・・・明日にはボス部屋につくかな?」

「この調子ならつくかもしれないが、またアイリーン一人で戦うのか?」

「虫は嫌」


私の回答に運営さんは笑う。

だけど、運営さんはやらないから、メンバーにやってもらおう。

早めに体調治ってくれるといいわね。


さて。

明日起きられるかしらね。

お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


水盗む生き物って、何がいるかなあ。とググってみてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ