136~馬車を少しだけ改装~
お読みいただきありがとうございます。
まだいけてない。
居眠り女主人公、準備中です。
ダンジョン域は一日伸ばすことになったから、メイちゃんとシツジローくんには買い物を頼む。
私は、ウーマにつける蹄と、馬車の改装。
考えてみたのよ。
ダンジョン内って、ゲームの中では、沼の上を走ったりもした覚えあるし、海の上だった時もある。
そうなると、ウーマは本来なら空飛んだりできるので大丈夫だけど、馬車は本来なら沈むんじゃないかな?
なので、車輪、いらないよね?
魔法で浮かせるようにしちゃおうと思うので、魔法陣を馬車に描くことにする。
まあ、ほとんど、車輪使っていないし、急ブレーキ駆けられても、遠心力の一つも働かないし、ウーマに馬車が当たることもない。
御者台から落ちることもないんだけどね。
あとは、中をもう少し広くして、部屋を作ろうと思う。
前のような雑魚寝でもいいんだけど、やはり、分けるって大切だと思うの。
おっさん臭くなるのもお断りだしね。
ベッドはおけないけど、部屋を区切ってみた。
簡易キッチンも作る。
ダンジョンがどんなのかわからない限り、ほかとつなげるのは得策じゃないしね。
共用ではあるけど、風呂とトイレも作ったし、石鹸類もおいた。
しきった部屋には、小さな収納スペース、というか、マジックボックスも作ったし、食堂もあるし、大丈夫でしょう。
あとは、急な寒暖差に対応できるように、馬車の中の温度は一定に保てるようにする魔法陣も発動させて。
ウーマの蹄の装着はシツジローくんがやってくれたし。
うん?
ウーマ、なんだか一回り大きくなってないかな?
あ、レベルが上がったんだ。
森を走り回っては、魔獣を踏みつけていくんだものね、そりゃ上がるよね。
よく見るとシリウスもしーちゃんもベヒーも上がってる。
生態系だけは崩しちゃだめよ?
え?
プラント母さんの子供たちがのさばっているから、もう崩れてきているって?
・・・何も言えないけど、仕方ないわよね。
ゲームと違って、すぐにリポップするわけじゃないしね。
部屋の大きさは全部同じだけど、王様と王妃様は一緒で、サカイ様とスズランが一緒で、私はうちの家族全部と一緒にしたから、ものすごい大きな部屋が三部屋出来た気がするわね。
馬車の見た目以上にこの馬車にした空間魔法が、なんともいえないわ。
食堂は、こたつテーブルにしてみた。
ウーマが走っているときでも大丈夫なようにね。
椅子文化の人たちだけど、知らないわ。
こたつ作るにも、温かくなるスライム核石を使用。
キッチンも、そんな感じよね。
あれだわ。
前世のIHコンロだわね。
文明ってすごいわね。
これで、準備は大丈夫ね。
食べ物もいろいろ詰めたし。
ダンジョン。
楽しみだけど、行く前から疲れたわ。
う・・・
眠いわ。
これ、明日出発できるかなあ。
意地でも起きてて見せようじゃないの。
ダンジョンに入ったら寝ればいいのよね。
ああ、睡魔との闘いが一番きついわ。
お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。
誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。
不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。
「追放王子と生態系調査人」
https://ncode.syosetu.com/n4898ho/




