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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
133/281

131~あとは何が必要なのかな~

お読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、ミュゲと合流。

今回は短めです。

起きたらスズランがくつろいでた。

一昨日来たそうだ。

あれ?

何日寝てたの、私。


「ししょー、遅いよ」

「ああ、ごめんね」

「詳細はメイさんとシツジローさんに聞いた。パパはうるさかったので、ママに言っておいたら、気絶させられてたから大丈夫」


奥さん、強いんだな。

一度お会いしたいわ。


「エイトは連れて行かないの?」

「連れて行かないよ。まだあの子は見習いだからね。一人前になったら、どこか連れて行こうかな」

「私も連れて行ってよ、ししょー。せっかく冒険者になったんだし、いろんなとこ行きたいの」

「あなたの場合、がるがるさんがうるさいからな」

「パパは関係ないよ。私だって一応成人しているんだし、職業として冒険者やっているのよ」

「まあ、気が向いたら、連れていくよ。錬金術もやっているの?」

「材料がないんだもの、できないよ。・・・おじさまだってできてないでしょ」

「サカイはあまり才能ないんだと思うのよ。うちの庭にいやし草はいっぱいあるし、庭の垣根に言っておけば、いつでも入らせてくれるよ」

「垣根に言っておくって、何?」


まあ確かに、普通の人ならそういう反応か。

プラム郷は、垣根に植物人間の門番がいるしね。


「おいで」


外に出る。

垣根前に来ると、弦が伸びてきた。


「な・・・なにこれ!」

「・・・私の使役獣の一つかな。勝手な侵入者と認識されると、この弦につかまる」

「玄関前まで行けないじゃない」

「玄関に行って呼び鈴鳴らす人は、お客様だって認識しているから、つかまえないよ」

「頭いいんだ・・・」


まあね。

プラント母さんの子供だしね。


垣根にあいさつさせて、スズランを認識してもらう。

これで夜でも庭に行けるし、変な人から守ってもらえる。


「庭の大木の周りにいやし草があるから、いつでも使っていいからね。プラム郷のみんなは、成長しているからね」

「中級ポーションができたって聞いたわ」

「そうよ」

「エイトも作れるの?」

「エイトはまだ下級ポーションかな。どうして?」

「エイトは冒険者でしょ。師匠の弟子の一人だし、負けたくない」


そんな子供をライバル視しなくてもいいじゃないの。

なんだろう。

若者のことはわからないわ。


「来年か再来年には、ビートもマークも冒険者になるわよ」

「うん・・・」


やはり先輩冒険者としては負けたくないのかもしれないな。

このダンジョン攻略で、レベリングできればいいけどな。


でもまだ、馬車のクッション出来終わってないから、あと数日はかかると思うけど、プラム郷に移動しておこう。

出発までの間に、スズランも下級ポーション作れるようになるといいな。


運営さんも早くかえってこないかなあ。


お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/


忙しくて、しばらくまたかけてないです。

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