表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワールド・ガイア  作者: 水野青色
128/281

128~ポーションづくり頑張れー~

お読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、暇持て余して、集落の人たちのポーションづくりを見学中です。

冬の会議所は、住人たちがワイワイとポーションづくり。

見本のポーションは、会議所に置いておく。

盗む人いないからね。


ん?

キドナップバブーンたちもポーション作成に混ざってる。

ええ?

作れているんだけど・・・。

彼らの知能を甘く見ていたわ。

すごいな、キドナップバブーンたち。


あ、キドナは邪魔しないようにね。

ほかの子たちが大きくなっていく中で、キドナは成長しない。

私に使役された影響なのだと運営さんは言ってた。

つまり、成長がものすごく遅いということ。

レベル上げは関係ないのだけどね。


なのでまだ、赤ちゃん思考。

ボスの奥さんにまとわりつこうとしている。


「ごめんね、奥さん。ちょっとキドナは家に連れ帰るね」


薬品が多くあるここで、子供は危険だからね。

冬場はキドナップバブーンも栄養を蓄えて、春ころ出産するから、その準備をしているメスたちは、この場にはいない。

危険な薬もあるしね。

キドナは、拠点だね。

あちらのほうが寒いからどうしようかと思ったけど、邪魔になるだけなら、プラント母さんに任せたほうがいい。


あ、こら。

抵抗するんじゃない!

まったく。


「おじょうさまー。できたー」


ナナはまだ小さいからか、一つ作るのにも時間がかかる。

でも、魔力は格段に上がっているのもわかる。

微ポーションだけど。


「よくできたねー。それじゃナナは、向こうで、メイちゃんにおやつもらってなさい」


魔力が足りなくなった人たちは、メイちゃんにおやつを作ってもらって、お茶休憩。

この日は、エイトが、最近住み始めた冒険者の・・・鋼鉄のご主産のリーダーさんも参加。

なかなか思うように作れないようだ。


数日前は魔法使いさんが参加してたっけ。

彼女はなんと!最初から、弱ポーションを作り出せた。

やっぱり魔力なんだと思う。

なので、毎日のように来て、どんどん腕をあげてほしかったけど、どうやらほかの冒険者たちの手伝いとかもあるそうだ。

ある程度魔力が高い人は、引っ張りだこなんだとか。

プラム郷は、弱い人たちもいるからね。

ギルドとの契約らしい。

私もそうなのじゃないかといわれそうだけど、プレイヤーは縛られないから。

もちろんリーダーさんやほかの人たちも、冒険者たちの手伝いをしているそうだ。

雪深いのに、どこにかと思ったら、すぐそこのダンジョンだそう。

攻略を始めてくれたのだとか。

ただ、やはり、一階層の虫が多すぎて、てこずっているのだとか。

私は虫がいなけや入るけどね。


エイトとビートは、数本作り終わって、嬉しそうだけど、マークは、まだ二本目だ。

獣人は種族によって、魔力の差が激しい。

オオカミの種族だから、マークは、潜在能力は高いはずなのだけど、いかんせん、今までの生活で魔力を高めることがなかったから、苦戦している。

その両親もだ。

これはこれからの課題よね。


私はナナとお茶しながら、みんなの様子を見るだけ。

通まで作り出せるようになったら、次の段階に進んでもいいと思う。

それまでは、この冬で頑張ってほしい。


ちなみに、エイトが作ったものや、冒険者さんたちが作ったものは、それぞれが確保してもらって、ほかのポーションは、ギルドを通じて売りに出すことが決まった。

微ポーションといっても、偽物よりも効果があるからだ。

だんだん本物のポーションが世間に出回るといいな。


しかし、寒い。


お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


ちなみに、キドナップバブーンも、微ポーションを作れるようになりました。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ