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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
127/281

127~冬だからこそ~

いつもお読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、たまには錬金術師ます。

今回は短めです。

寒さで凍える毎日だけど、思い出したことがある。

この時期だからこそ、やらないといけない。

だって、集落のみんなが、畑仕事しないからね。

この暇な時期だからこそ、みんなに錬金術を学んでほしい。


「・・・というわけで、メイちゃん、シツジローくん、用意してきて」

「「かしこまりました」」


皆まで言わなくてもわかってくれる二人でよかったよ。

私の目的の一つは、プラム郷から、ポーションを売り出すこと。

今の住民たちが困らないように。

私だっていついなくなるかわからないからね。

そのためには、作り方を覚えてもらわないとね。


みんなが使うための道具も作りだしたし、いやし草はプラム郷にある。

子供たちには教えたっけ?

また最初から教えればいいか。


場所はみんながくる会議所。

その片隅に錬金術の道具。

新しい住人たちは・・・来ないな。

いないのかな。

あ、宿の手伝いか。

それなら仕方ないね。

うーん。

交流してみたかったけど、いまだにできないなあ。

神父さんは来ているけど。


まあいいか。


「さて、それじゃ始めます」


やり方を一度見せて、あとは回りながらみんなに教えていく。

どうにかこうにか、みんな、微ポーションができた。

いやいや。

最初から全員ができるならすごいよね。


「冬の間、毎日少しずつ作りましょう。このポーションでも回復や傷を治すくらいはできます」

「おじょうさま、ありがとうなあ。あんたはいつもこの郷のことを考えてくれる」

「え、いやあ・・・」


照れるな。

別に深い意味はないんだけどね。


「まだ魔力に余裕ある人は、もう一度作って。余裕ない人は、作り方をじっくりと覚えてもらいます。そのうち、魔力糸とかも教えるからね」

「ねーちゃん、これって、冒険にも持ってっていいのか?」

「もちろんよ。エースはたくさん作れるようになったら、専用の簡易道具あげるから、冒険先でも作れるようになるといいわね」

「ありがとう」

「えー、兄ちゃんだけずるい」

「ビートにも、マークにもあげるわよ。たくさん作れるようになってね」


自分の怪我くらいは直せるようになってほしいからね。

プラム郷から、いつか旅立ってしまうだろうけど、今はここの役に立ってね。


しかし寒いわ。

この会議所にも、もっと暖房が必要かもしれない。

さっさと帰って、温かくして寝ましょ。

今度は新しい人たちにも教えられるといいな。


お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/


ちょっと忙しいので、こちらの話はとまってます

すみません

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