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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
125/282

125~プラム郷の冬まつり~

お読みいただきありがとうございます。居眠り女主人公、寒い中外に出てます。

冬は寝て居させようかな。

プラム郷での、王国祭。

というか、プラム郷の冬まつり。

雪降り始めてて寒いけど。


拠点と空間魔法の収納見たら、肉類も野菜類もたっぷり。

小麦はここにあるし・・・


急に開催してもすぐに対応できるのが、ここのいいところ。

一部冒険者さんたちには、いつも宴会しているといわれているからね。


冬なので、手の空いている住民も多いし、声をかければ、すぐに会場が設営できる。

寒いけど、広場で開催だ。


あ、ジャムさんがいつものようにあきれながら何か言っているけど、それは無視ね。

テーブルとイス並べて、中央に大きなキャンプファイア。

まあ、調理用でもあるのだけど、寒いから、暖を取るにもいいと思う。


メイちゃんが調理器具を出して、肉も野菜も調理中。

キドナップバブーンも、運んだりとお手伝い。

なんて協力的なんでしょう。


「今年は冒険者ギルドの人たちも呼ぶのですよね」

「ああー・・・そうね。一応、プラム郷にすんでいるのだし、呼ばないといけないわね」


どうせいろいろと融通利かせてもらうのだしね。

すぐに来られるかどうかはわからないけど。


「サカイさんにも連絡しますか?」

「忙しくないようなら、きていいよって言っておいて」

「かしこまりました」


シツジローくんが迅速に何かやってる。

ギルドには、エイトにお願いしていってもらって、どうやらサカイさんには、シツジローくんが直接迎えに行くようだ。

でも、まだ、早くない?

あいつなら、いちもにもなく来るよね。


私は、火が消えないようにの見張り番。

消えないんだってわかっているけど、寒いから動かないよ。

メイちゃんが、料理の合間に、お茶やお菓子を出してくれる。

ナナも来たので、二人でのんびりだ。


「ナナ、マークたちはどうしたの」

「おにいちゃんはボスのなかまたちと、がらすはうすのくだものとってる」

「ビートも?」

「いっしょにやってる」


ナナは小さいから木登りはだめだといわれたらしい。

マークも危なくないのか?


「ナナはきのぼりしたらママにおこられた」


だからやらないらしい。

仕方ないよね。


「メイおねえちゃんのおてつだいしようとしたら、それもだめだって」

「火は危ないからね」

「もうすこしおおきくなったら、おりょうりおしえてくれるって」


私には教えてくれないのにー。

それも仕方ないけど・・・


「ナナ用の包丁、ほしい?」

「ほしい。おにいちゃんたちみたいなの」


あれは包丁ではない。

ソードとナイフだ。

ナイフならいいか。


「お嬢さま!うちの子にはまだ早いです」


おっと。

チトセさんが近くにいたわ。


「だめだって」

「えー」

「もう少し大きくなったらだね」

「はあい」


うん。

ナナはいい子だ。


<アイリーン>


ん?

あ、運営さんだ。

どうしたの?


<アイリーンの空間収納に、イッセーシュリンプとトライデントタウロスいれておいたぞ>


え。

いいの?ありがとう。

でもそんなに消費できるのかな。

収納の中、去年と同じだけはいってる。


運営さんは戻ってこないの?


<また、トラブルが起きている。よくあることだからな>


わかった。残念だけど、早く戻ってきてね。


ほんと残念。

運営さんいないのか。


薄暗くなってきたころ、プラム郷の冬まつり。

さむい。

火のところから動くものか。


メイちゃんにイッセーシュリンプと牛を渡す。

相変わらずすごい速さで調理していくな。

そういえばシツジローくん、遅いわね。


「ししょー!」


ああ、来たみたいね。


「お招きいただきまして、ありがとうございます。アイリーン殿」


遅かった理由もわかったよ。

そして、運営さんが気づかいしてくれたんだな。

サカイ様も来てる。

相変わらずお供なしだけど。


「さて。じゃ、始めましょうか」


今年も大いに盛り上がった。

寒いけど、楽しかった。

ああ、でも、早く春になれと思う。


お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/

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