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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
119/281

119~栗、ないかな~

いつもお読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、作業したのち、たまには散策へ。

だらけた生活しております。

単純作業は眠くなるけど、錬金術は眠くならない。

結構単純作業なんだけど。

今やっているのは、マジックバッグづくり。

王都郊外の畑三枚分の大きさを持つマジックバッグ。

ショルダータイプで、女性でも持てそうなもの。

冒険者なら、これでもいいよね。

ほんとはウエストポーチサイズにしたかったけど、さすがにそれだと、複雑な魔法陣を縫い込むのが大変なのでね。


液に浸した糸で、チクチクと縫い上げる。

あ、そうだった。

これを郷のみんなに教えようとも思っていたんだった。

でも、働きすぎになっちゃうかな。

畑と宿があるし、生活もある。

人数は限りあるしね。

どうしたらいいかは、あとで運営さんに相談しよう。

ここの人たちはみな忙しい。

・・・キドナップバブーンは、作ることできないか。


魔法陣の刺繍した布を、今度はショルダーバッグの形に縫っていく。

もちろんミシンだよ。

ミシン増やせば、布さえあれば洋服できるよね。

ここの人たちって、自ら手縫いしているし、ミシンの使い方覚えさせようかな。

男女関係なくやれるからな。

今年の冬は暖かく過ごしてもらいたいから、メイちゃんがいろいろ作っているけど、圧倒的に足りないよね。

既製服より布のほうが安いし、機織りもできるそうだし。

頑張ってもらいたい。


考えながらも完成。

あっという間だよね。

あとはこれを金貨と一緒に冒険者ギルドに届けておくだけ。

いつ使われるかわからないけども。

依頼書を見て、やってくれる人がいるといいな。


エイトは、ジャムさんの指導の下、ギルドで依頼を受けて、森に行ったり、門番街におつかいに行ったりしているらしい。

ほかの子供たちは、早く冒険者になりたいといってたけど、まだだものね。

頑張ってほしいけどね。

森くらいは連れてってあげるんだけどな。


ああ、でも疲れたー。

肩凝るよね、ずっと同じ姿勢だし。

寝ようかな。

でもその前に、お届けだ。


冒険者ギルドの中は、昼間も少し過ぎるといつも静かだ。

職員の人たちが、いろいろ処理をしている時間だと思う。

受付嬢にバッグと金貨を預け、書類を確認したら、もう用はない。

受けたい依頼もないしね。

たまには拠点に戻って、プラント母さんと釣りでもするかな。

ああ、それよりも、秋の味覚が欲しい。

ここよりもっと秋が深まっているはずの拠点で、何か探そうか。


秋の味覚っていったら、栗かな。

サツマイモもいいよね。

・・・あるかはわからないけど。

ブドウもこの時期かな?

プラントグレープはいつでももらえるからいいか。


メイちゃんとシツジローくんには拠点に行くと伝えて、今、拠点。

シリウスと、しーちゃんと、ベヒーが、いい天気の庭でくつろいでる。

庭の木々の実も、おいしそう。

ナッツ類はほとんどここでとれるんだったわ。


「みんな、ただいまー」


いえばこちらに集まってくる。

ウーマは相変わらずいないな。

森を駆けずり回っているのだろうか。


「森においしい木の実を取りに行きたいので、ついてくる?」


あれ?

反応悪いな。

興味ないのか・・・

プラント母さんだけは、ついてきてくれるそうだけど、いやいやいや・・・

母さんがここの外出るの、大変だからやめてほしいのよ。


「仕方ない、一人で行くか」


いうや否や、シリウスがついてきてくれるという。

急にどうしたのかな。

まあいいや。


森の中を散策。

この森はおおきいから、いろんなのがあるのだけど、私はあまり入らないしね。

あ。

きのこ。

食べられるかなあ?

あ、シリウスがつぶした。

食べられないキノコだったのね。

それならそれで、使い道があるのになあ。


栗、ないかなあ。

木を見つけたら、それごと持って帰りたいのに。


周囲が結構魔物の音で騒がしいけど、だれも寄ってこないな。

シリウスとプラント母さんの子供たちがいるからかな。

結局、何も見つからず終了。

今度は郷の森の中も探索しよう。

一日って早いな。

早く寝たいな。


お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/


最近忙しくて、追放王子のほうは、おやすみしてます。すみません。

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