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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
114/281

114~とうとうこの時期だ~

いつもお読みいただきありがとうございます。

居眠り女主人公、夏の風物詩のような時期が来て、憂鬱しております。


プラム郷の、とうとうこの時期が来た。

・・・虫がいっぱい。

出てきたよ、蛍。

いいんだよ?

出てきてもいいけど、なぜこんなにでかいの?


だけど今年のプラム郷には入れない。

なぜかって?

門に絡まっている植物が、食虫・・・食獣・・・食人もやるだろう、魔物だから。


門の前にたくさんの蛍が転がっている。

この植物、そんなにレベル高かったっけ?

もしかしたら、だんだん高くなってきたのかもしれないな。

同じプラントからうまれたものは、どこかでつながっているらしいし、うちのプラント母さんはクインになっているらしいし。

プラント母さんは、穏やかさんなんだけどね。

スライム食べつくしているけど・・・


ダンジョン壊してもいいんじゃないかな?

誰もあのダンジョン、攻略していないでしょ。

ああ、でも、一階層から虫が出てくるなら、いやだわ。

虫嫌いだし。


サカイとジャムさんと集落の人たちで、蛍を回収。

宿に泊まっている冒険者さんたちも回収したいみたいだけど、あくまでプラム郷が倒したものだから、回収することができない。

でもあんなにどうやって?

と思っているかもしれない。

虫自体でかいからね。

プラム郷の収穫袋。

それはマジックバッグだからね。

その中にいれている。

あとは、サカイが冒険者ギルドに持って行ってくれれば、換金できる。

そのお金は、プラム郷の税金として少しもらって、あとはみんなで平等に分ける。

少しでもお金を稼ぐことを覚えさせておかないといけないからね。


森にいっぱいいるんだけどね、ほんとは。

行かないとダメ・・・だよね・・・


よし。

行くか。


森の中は、外寄りもいっぱい。

今年は依頼していないから、そこら中にいるんだよね。

宿に泊まっている冒険者たちも・・・

ああ、やられているよね。

仕方ないよね。

上位冒険者が束になって倒すのだしね。

これってきつい気がする。

レベルが高くなれば、基礎体力や魔力が増える。

ここはゲームみたいなものなんだな。

彼らのレベリングしないとだめだけど・・・

死なせたくはないから、回復だけしておこう。


メイちゃんもシツジローくんも手伝ってくれる。

私は虫を凍らせて、どんどん落とすだけ。


まだ生きている場合は、元気な冒険者にとどめを刺させればいいのか。

なら、一匹くらいずつ、やらせてあげよう。


手加減して倒して、見知った冒険者に倒させる。

その分だけは、彼らに渡す。

ああ、でも、持ち運びできないよね。

印付けて、私の空間魔法に収納して、大方倒し終わってこの日は終了。

彼らを連れて、一番近い冒険者ギルドがある、門番街行かないといけないよね。

面倒だな。

でも仕方ないよね。


「シツジローくん、彼らの代表連れて、門番街に行ってきて。これが彼らが倒した蛍が入っているマジックバッグ」

「かしこまりました。・・・馬車をお借りしても?」

「いいわ。つかって」


馬車を持ってくる。

ウーマを連れてくる。

朝、各冒険者のリーダーを連れてウーマは走り出した。

往復四日だったかな。

見られていないからもしかしたら飛ばしているかもしれないけど。


私はジャムさんとサカイとメイちゃん連れて、森の中探索。

まだ残っている蛍を倒していく。

ジャムさんとサカイのレベリングだ。

ほんとは子供たち連れてきてもよかったんだけどね。

まだ冒険者じゃないからと、ダメだといわれた。

早くギルド作らないとね。


ああ、今日も暑いわ。

家でダラダラしていたい。


お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/

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