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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
109/281

109~雨の日は引きこもり~

いつもお読みいただきありがとうございます。居眠り女主人公、寝てばかりです。

梅雨時期は引きこもりですね。

拠点で寝ていると、動きたくなくなる。

外からは雨の音しかしないし、静かでいい。

しばらくここで過ごしたいわ。


コンコン

ノックだ。


「お嬢さま、お目覚めですか」


メイちゃんだ。

後ろにシツジローくんもいる。


「うーん・・・まだ寝る」

「かしこまりました。サカイさんは、王都中央部の冒険者ギルドに強制的に戻しました」

「そうなんだ。ありがとう」

「冒険者ギルド建設のことで、またすぐこちらに戻るそうです」

「ああ・・・そのために来ていたんだったか。何で、ほかの人に事務仕事任せてこなかったんだろうね」


ああ、そんなこと考えるより寝てたい。


「おやすみなさいませ、お嬢さま。起きたときに、ガーギス様よりお預かりの書面をお出しします」

「うん・・・」


ああ、眠い。

昨日、あれだけ寝たのにね。

おっさん子供を送りだしたのが、おととい。

二日ほど泊まっていったから、そこからずっと拠点で寝っぱなしだわ。

もう少し寝てもいいよね。


目が覚めたら、夜だった。

いつの夜かわからないけど。


「お目覚めですか、お嬢さま」

「うん、おはよ?いまどれくらい?」

「お嬢さまが寝られてから、一日たったころでございます」


ああ、結構寝たか。起きないとね。

メイちゃんが洗顔タオル持ってきてくれたから、顔洗って。

さて。

行動開始よ。


リビングに行くと、運営さんがいた。

こっちとあっちを行ったり来たりで忙しそうで、ほとんど見てないけど。


「運営さん、おはよ」

「ああ、久しぶりじゃないか。寝てたのか」

「数日くらいダラダラしてたけど、朝になったらプラム郷に行くつもり」

「そうか」

「運営さんはどれほどいられるの?」

「また朝には戻ろう。たまにはこちらに来て、様子を見ないといけないのでな」

「そうなんだ。頑張ってね」


運営さんは、絶対自主的にブラックしていると思う。

私はもうやりたくないけど、星一つの調整って大変なんだな。

ゲームのオープニング画面には、一つの星で、三神は担当しているはずだけどな。

この星には。わたし以外にもプレイヤーがいるはずだし、そちらも担当しているのかな。


メイちゃんのご飯食べながら、いろいろ話す。

やっぱり運営さんと話すのは楽しい。

その中で、プラム郷の近くのダンジョンの、今年もあれがわいてくるだろう話も聞いた。

その時には、私はプラム郷にいたくない。


日が昇ってすぐ、運営さんは向こうに行った。

私もプラム郷に来た。

プラム郷の人たちって、朝早いんだよね。

畑仕事しているんだ。

あとは、ガラスハウスの中にあるものの収穫。

宿屋の人員の交代とかね。

人数少ない中でいろいろやっているから、忙しそうで大変。

私はそれをのんびり眺めているだけ。

ああ、そうだ。

錬金術も、みんな少しはやらせてみたいから、スライムグローブももう少し作らないと。

ここからいろいろ出せるようになるといいよね。


「メイちゃん、布買ってきて」

「かしこまりました」


ここの人数分の同じ布とか皮とか、あるけど、こちらの素材がいいよね。

今日はここにこもって、裁縫で頑張ろう。


雨の日はやっぱり外に出たくない。

お読みいただきありがとうございました。毎週水曜日更新しています。

誤字脱字報告、評価も、いつもありがとうございます。


不定期連載で、違うお話も書き始めました。興味があったら読んでみてください。

「追放王子と生態系調査人」


https://ncode.syosetu.com/n4898ho/

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