100~100話記念~
いつもお読みいただきありがとうございます。
なんとかかんとか100話行きました
なので本編ではないです
佐藤あいりがやっていたゲームの、プロローグ画面で流れる物語です
100~100話記念~
ゲーム:ワールド・ガイア・プロローグ
この空間には何もなかった。
あったのは、神と呼ばれる数十人のものたち。
神々は、最初に小さな星を一つ作りだした。
どの神だかは言う。
「この星をもっと大きくしよう」
こうして神々は、小さな星を、何倍にも大きな球体にした。
違う神が言う。
「この大きくなった星を、たくさん作ろう」
しかし、大きくした星を保たせるには、最低でも三人の神が必要だった。
神々は、それぞれ分かれ、同じ大きさの星をいくつも作った。
また違う神が言う。
「この世界に暮らすものを作ろう」
こうして、空の民と地の民が作られた。
神の目となる神獣も作られた。
それぞれの星に分けられた空の民と地の民は、それぞれに与えられた知識を共有しながら仲良く過ごしていた。
神たちは、神獣の目を通して、その姿を見ていた。
手を出さない。
それが神々が課したルールだった。
ある時、どちらの民からともなく、ほかの種族が欲しいと言い出した。
彼らは神からほとんどの力を与えられている。
彼らは様々な種族を作り出し、知識と、それを成長させるための競争心を植え付けた。
作り出された種族たちは、神々や、空の民、地の民をあがめつつ、最初は仲良く暮らしていた。
だが、時がたつにつれ、お互いの競争心が、価値観のずれを生み出した。
長い年月ののち、大きな争いが種族間で起こり、星の中の生命体は滅びていった。
空の民と地の民は、責任を感じ、空の神殿、地の神殿に場所に引きこもってしまった。
神々はその様子を神獣の目を通してみていた。
神々は話し合った。
そして、空の民でもなく、地の民でもない、自由な発想をする、新たな種族を作り出した。
プレイヤー
彼らはそう呼ばれた。
神々から与えられた知識と文明を手に、自由意志を持つ彼らは、何とか生き残った種族とともに、しばらくは暮らしていたが、この星を見てみたいといい、それぞれが旅立っていった。
彼らは今日も、自由に生きていく。
⇒ゲームプレイ
およみいただきありがとうございました。
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評価、誤字脱字報告も、いつもありがとうございます。
今回は、100話記念で、ちょっと趣向を変えて、本編から外れました。
GWなので、本日二話目の更新です。




