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協力

次の日、すみれと蘭太郎はいつものように二人で自転車に乗り学校へと向かった。

すみれは、教室に入ると一番に雪に声をかけた。

「おはよう雪!!」

「おはようすみれ」

雪は深刻そうな顔で、すみれに挨拶した。

「雪? どうかしたの?」

「すみれ。私ね、蘭太郎君のことが好きなの」

「え? いつから?」

「ちゃんと好きなんだって分かったのは、昨日の夜なんだけどね、前々から気になってはいた」

「じゃあ、私が昨日話したこと……」

「気にして無いから大丈夫。蘭太郎君がすみれのこと好きなのは、なんとなく分かってたから」

「そっか……」

「すみれは本当に蘭太郎君のこと好きじゃないんだよね?」

「うん」

すみれは戸惑いながらも、頷いた。すると、雪の顔つきが明るくなった。

「じゃあ、協力して欲しいの!! 私、頑張るから!!」

「うん……いいよ」

すみれは了承したものの、複雑な気分だった。

そこへ、蘭太郎がやってきた。

「すみれ、物理の教科書持ってる?」

「私、物理とってないから持ってないよ」

「まじか。どうしよう。教科書忘れちまった」

「良かったら、私の教科書使う?」

そこへ雪が名乗り出た。

「ほんと!? じゃあ、借ります!!」

「はい、どうぞ」

雪は教科書を蘭太郎に渡した。

「ありがとう」

蘭太郎は、教科書を受け取ると教室を出て行った。

この日から、雪の蘭太郎への猛烈アピールが始まった。

このことから、すみれは自分の気持ちに気づいていくのであった。

わー、だいぶ放置しました

ごめんなさい

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