表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『めずらしい』

作者: 謎猫

今日は、私が偶にお手伝いに伺っているカフェのオーナーと

以前に、イベントで御一緒したプラムと言うお店の坂井オーナーさんと

少し遠くのお店に買い物で来ております。


と言うか、なんか普段呼ばない言い方は違和感ですね~

いつも通りの呼び方だと、普通にオーナーと坂井さんです。


あっ!!

簡単な紹介をしますと♪

オーナーは優しい爽やか系です。

でも、たまに仕事している時の横顔が

もの凄く格好良いのですよ~♪

(たまにですけどねっ!)


坂井さんは、オーナーの親友さんで

プラムという料理屋さんらしいのですが

鶏肉を使ったメニューが自慢らしいです。

ただ、顔がもの凄く怖い・・・

と言うか、服とかも威圧感・・・?

顔と服の相乗効果が凄すぎます(泣)


そんな2人と一緒に何故か!?

遠く離れた大型スーパーへ買い物に・・・


「あの~ オーナー?」

「うん?」

「どうして、私も一緒に買い物へ?」

「その事?」

「どうしてです?」

「坂井と一緒だから菜子ちゃんも、と想って」


その理由をオーナーに聞いてみると

珍しく訳の分からない答えが・・・


「なんですか? それ・・・」

「前のイベントで一緒の時、仲良さそうだったし」

「そ、そんなっ! 仲が良いだなんて(///)」

「もう、坂井の顔も怖くないでしょ?」


相変わらず、オーナーは坂井さんの事を

ディスっております(笑)


「別に、怖くは・・・(汗)」

「無理しなくても良いよ?」

「なんだよ、ハルキはいつもオレの顔を怖い顔って」


「えっと・・・ それは、間違い無いと・・・(汗)」

「だろ?」

「マジか!?」


「マジです♪」

「マジだってよ」

「うあ、2人とも酷いなっ!!(笑)」


坂井さん・・・

顔は強面だけど、もの凄く優しい方なのです(///)

ある意味、ギャップ萌えの領域ですねっ♪


それよりもっ!

なんか、先程はオーナーに流された様な気もしますけど

今日、私がココに居る理由・・・


「所で、この組み合わせの理由がいまいち・・・」

「折角、遠くまで買い物に行くのに坂井だけって言うのも・・・」

「俺とハルキだけだと面白くないから菜子ちゃんも、と想って」


「コメントが微妙に困る理由ですね・・・」

「それと、今日の買い物は菜子ちゃんにお願いしたい事があって」

「まぁ、一番の理由はそこなんだけど」


「私にお願いしたい理由ですか??」

「新メニューに使えそうな食材を」

「菜子ちゃんにも一緒に探して貰えないかと想って」


予想外なお願い事に吃驚です・・・

どうして私がっ!?


「なんで私が!? オーナー達の方が料理上手なのに!」

「お店側とお客さん側では、イメージにズレと言うか」

「女の子向けのメニューって俺らだけじゃ分かんないから」


「そうだったのですか~」

「まぁ、坂井は特になっ!」

「んな訳ねーだろ ハルキよりは女心は分かるっての!」


「ほ、ほえぇ~(汗)」

「だから、今日はそんな感じでよろしく」

「菜子ちゃんが好きそうなのを作るよ」


あわわ・・・

なんかっ!

私の好きな物を2人のオーナーに作って貰えるなんて

幸せすぎますっ!!


それにしても・・・


「2人とも身長高いっ!(><)」

「まぁ、180cmくらいあるかなぁ」

「確かに、俺も180は有るけど・・・」


普段は、オーナーともカウンターの内と外ですし

ある程度の距離があるので顔を見上げて話す事は

それ程ないのですけども・・・


「並んで歩くと、2人の顔が見えないです(泣)」

「あぁ~ 確かに」

「な、なんか、ゴメン(汗)」


2人とも殆ど同じくらいの身長ですので・・・

25㎝以上も小さい私・・・

まるで大人と子供です(泣)


「知らない人が見たら親子に見えるでしょうか?」

「どっちが菜子ちゃんの父親?」

「そりゃ、俺だろ?」


「えっ?(真顔)」

「はっ?(真顔)」

「なんだよ?(真顔)」


な、なんですかっ!

この微妙な空気はっ!


「坂井さんがお父さん!?」

「坂井が父親!?」

「だろっ!」


残念ですが・・・

坂井さんはお父さんには(以下省略)


「で、でも、見た目とは違って優しいお父さんですよ!」

「まぁ、そこは否定しないけどな」

「流石に彼氏は無理だろ?」


「はいっ!?(///)」

「うん? 菜子ちゃん?」

「あ、あれ? 菜子ちゃん?」


急に、そんな話題に変えられても

私の心の準備がまだ出来ていなかったりです(汗)


「えっと・・・(///)」

「あまり気にしなくて良いからね?」

「冗談冗談、今の無し!」


「えっと・・・ 坂井さんの事は・・・(///)」

「もしかして、坂井の事・・・」

「な、菜子ちゃん?」


にゃわわっ!

何て言えば良いのでしょうか・・・(激汗)

言葉が見つからないです(><)


「坂井さんは・・・」

「ちょ! えっ??(汗)」

「菜子ちゃん??」


「坂井さんは、彼氏にはちょっと・・・(///)」

「ははっ!(笑)」

「って、フラれた!?(笑)」


「告白前にふってしまいました!?」

「坂井の伝説に新しい1ページだな?」

「うわっ! ショックなんだけど(笑)」


「にゃはは~(笑)」

「坂井のガラスの心がパリンって割れたな」

「やっぱりか? 音、聞こえた?」


「にゃはは~ 割れる音、聞こえましたっ♪」

「でも、大丈夫だ 安心しろって」

「なにがだよ?」


「坂井さんの割れた心を更に細かく」

「ミルを使って粉々にしてやるから」

「って、おいっ!!」


「後は、そのまま風に飛ばされてしまえば♪」

「傷ついた心は無くなるだろ?」

「ひでーな、2人ともっ!(笑)」


やっぱり、坂井さんは優しくて面白い素敵な方です♪

そして、オーナーも♪


と言うか、そんな事をしてると

脈略なしに何かが頭の中に映し出されましたっ!!


「あっ! いちご牛乳のゼリーが食べたいです♪」

「急に菜子インスピレーション?」

「まぁ、言われてみると有りそうで無いかもな?」


「あとあとっ!」

「他にも閃いた?」

「今度は何だ?」


「坂井さんは怖くないですっ♪」

「まぁね?(汗)」

「新メニューの方じゃ無いのかよ!?」


何やら楽しく漫才をしながら

この後、買い物カゴをカートに乗せ

オーナーは試作用の食材や調味料を

坂井さんは、海外の・・・ 多分、香辛料を?

私は、カートを押して2人の後を追いかけて

店内を廻りました♪

今回は、そんなめずらしいお買い物ツアーの日でした~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 一度完結した作品の後日談というのがそもそも珍しい? このコンビ(トリオ?)は謎猫ワールドの中でもかなりのお気に入りなので、嬉しいです♪ (ちなみに一番好きなのはにゃんわりカップルです!) …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ