第26話・ガンに絶対にかからない方法
真面目に書いているが怒る人もいるかもしれない。特に治療継続中の人に。
だから今回はユーモアを理解する人だけが読んでください。
以上前置き。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
悪性腫瘍、ガンにかからない
そして唯一ガンにかかってもガンで苦しまず死ねる方法はただ1つ。
それは、
医者にかからないこと。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
以上です。
だが当っているとはいえる。
悪性腫瘍の告知をうけても、治療を受ける受けないは患者の自由だし、化学療法剤も外科的処置も全く受けなかったら確かにガン治療もしくが症状で苦しむことはないし、死亡原因もガンで死んだ、とはいえぬし。
良い医者に出会うことがなかったらまたこういうのも1つの選択だろうとは思う。
だが実はこの発言は患者が言ったことではなく、治療者たるある老医師の発言なのだ。
以下は私の推測です。
彼の発言の根底には自分の今まで治療してきた患者さんの経過、死を看取った記憶、果たしてこれでよかったのかという自戒がこもっていると思う。
実際彼でなくとも長年治療にあたっている医師の口からは自分を信用して治療をまかせてくれて、副作用で苦しみつつ「大丈夫です、がんばりますから、がんばれますから」といいつつ亡くなられた患者はどなたも忘れられるもんじゃない、ときいている。
実際身体を触り、本人よりもより深く患部にかかわる医師は外科内科にかかわらずどなたでもそうではないか。所詮治したとはいっても人間の寿命には限りはあるし、後遺症が残ったとしたら果たしてこれでよかったのかどうかとも悩む。
患者もまた病気にかかっていろいろと悩むが、治療を受ける受けないの決定権は患者にあるとはいっても、いざ受けたとしても内容の決定は結局は医師が決めることが多い。だから「生真面目で思慮深い」 医師は悩むことが多い。
医療従事者は繊細な神経を持っていたらほんと、身体がもたない。ある程度大雑把でないと長年生き残れないとしみじみ思う。




