天使の奏でる愛の旋律
最新エピソード掲載日:2025/09/30
天上界には神と天使と妖精がいる。その中でもこの物語のヒロインはエフィという天使である。エフィは聖ミカエル学校を卒業し本格的に下界の者を幸せにする仕事を任される時期が来た。エフィ自身は不安で一杯である。エフィは気が弱いので、他の天使に話しかける勇気がなく同級生たちとも浅く広い付き合いしかできなかった。そんな時である。エフィがラファエル公園というところでお気に入りのブランコをこいでいたら、ある天使はそのエフィに対し声をかけてくれた。それはルシフェルという『炎天使』である。天使には階級があり9段階中『炎天使』は上から三番目に偉い天使である。少しの会話をしてくれただけなのに、豪快なルシフェルはエフィのことを友達だと認めてくれた。エフィの卒業式が終わったあと、事件は起きた。聖ミカエル学校の建物の一つが燃えていたのである。エフィはそれをポポというマシュマロの妖精から聞きすぐにその建物へ向かった。その校舎には天上界にも一冊しかないルシフェルの本が所蔵されているからである。天使は飛べるので、ふんわりと例の本のある階まで行って本のある場所へ向かった。そうかと思ったら、エフィの天使の輪の上にはポポがいた。本が無傷で見つかったのはいいものの、エフィとポポは炎に取り囲まれてしまった。本来はここで活躍するはずだが、障碍者のポポは全く役に立たなかった。普通の妖精は水を操ったり瞬間移動をしたりして天使のことを助けてあげる身なのである。エフィは最終手段を使いこの場をポポと一緒に乗り切った。『神の掟』に抵触するのも織り込みずみである。『神の掟』に違反すると、天使は堕天使になり階級を下げられる。結局はルシフェルという友達ができるまで唯一親しくしてもらっていた女神のボナのところへ行き堕天使になることを覚悟し、エフィは謝った。しかし、エフィは堕天使にはならなかった。あの状況下では『神の掟』を破っても仕方がないと判断された。エフィはポポとも友達になり、ルシフェルからは涙を流してエフィの無事を喜ばれエフィのその行動にも感動してもらえた。エフィはこうしてボナという頼れる女神と頼りないポポと憧れのルシフェルに愛され新たなる第一歩を踏み出した。初めてのお仕事でエフィとポポのコンビはどんな活躍をしてくれるのか、それは続編を読んでからのお楽しみである。