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紅蓮誠の現代ダンジョンーダンジョンが出来て100年ー  作者: ギャボ
## 【第1章 始まりのスライム・ダンジョン】(1~25話)
5/10

初めての依頼人

本日5話目

### 初めての依頼人


誠と莉子は、転送ルーターを使って新しいダンジョンへ最初の足を踏み入れた後、順調に冒険を続けていた。しかし、ダンジョンの探索だけでなく、自分たちの力を試す時が来ることを密かに期待していた。


ある日、彼らが町の広場を歩いていると、奇妙な音を立てながら小さなロボットが彼らの前に現れた。そのロボットの体はやや古びていて、青い光を持つ目が不安そうにちらちらと動いていた。


「助けて、助けてください!」と、ロボットは懸命に彼らに訴えかけた。「私は、DOG-α。迷子になりました!」


「何だって?」誠はその様子に驚いた。莉子は興味津々で、ロボットに近づいた。「どうしたの、DOG-α?」


「街から離れてしまった。内部のバッテリーが切れていて、動けなくなった。修理に必要な材料を見つけられない。」ロボットは少し悲しそうな表情をした。「お手伝いしてくれませんか?」


「うん、何か手伝えることがあればやるよ!」莉子は目を輝かせて言った。その一言に誠も乗っかった。


「バッテリーを修理するために、必要な材料は何なんだ?」誠は尋ねた。


「スライム電解核です!それがあれば、私のバッテリーを再生できます。」DOG-αは期待に満ちた目で誠を見つめた。


「スライム電解核…それなら、僕たちがダンジョンで手に入れた素材だ。取りに行こう!」誠は莉子の腕を引き、ダンジョンへの道を急いだ。


緊急の依頼に対して二人は胸が高鳴った。それはただの冒険ではなく、他者の助けになることなのだと感じた。ダンジョンへ入ると、彼らは懸命にスライムを探し、まずは小さなスライムたちを攻撃し続けた。


「やった、スライム電解核ゲット!」莉子が小さな光る玉を手に入れた瞬間、彼女の目は輝いた。


その瞬間、二人は不意に大きな音と共に、スライムボスが現れるのを見た。誠は直感を働かせ、素早くオープナーを構えた。「これは試練だ、莉子。ワンチャン、スライムボスを倒して最高の材料を手に入れよう!」


「わかった、兄ちゃん!」莉子の声には決意が込められていた。二人は協力してスライムボスと対峙し、全力で立ち向かった。


壮絶な戦いの末、結局スライムボスを倒すことに成功し、見事にスライム電解核を手に入れることができた。二人は勝利を胸に、急いで街へ戻った。


「DOG-α、これがスライム電解核だ!」誠は元気よくロボットの前にその小さな電解核を掲げた。


「ありがとうございます!これで私が復活できます。」DOG-αは感謝の気持ちをあらわにし、自身のポートにその電解核を差し込んだ。


内部回路が稼働を始めると、ロボットは見事に復活した。「私のエネルギーが回復しました!これで街まで戻ることができます。お礼に何かお手伝いをさせてください。」


誠と莉子は、少し困惑したが、同時に満足感を覚えていた。この体験を通じて、彼らはただの冒険者ではなく、誰かの役に立つことができる力を手に入れたのだ。


「僕たちの秘密を守るためにも、また一緒に冒険しよう、DOG-α!」辰は笑顔で言った。


「はい、もちろん!」DOG-αは明るい声で答えた。「新しい冒険を一緒に楽しみにしています!」


こうして、誠と莉子は初めての依頼人との出会いを経て、さらに深い絆を築き、新たな冒険の仲間を得ることができた。彼らの冒険は始まったばかりだったが、これからどんな試練が待ち受けているのか。彼らの心は期待とワクワクで満ちていた。


実はDジェネシスのスピンオフも作ってみている。世界感が同じで、登場人物は紅蓮誠なんの許可も取っていないのでUpするか?迷っています。アドバイスを受け付けます。

歌を作りました良かったら聞いて下さい。

https://z9hksv.csb.app/

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