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楽してのんびり生きていたいけど、やっぱりお金は稼がなきゃ ー宇宙開拓記 その2ー  作者: 杠煬
第6章 バイヤーさん

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三原則

お読み頂きありがとうございます。楽しんで頂けたら嬉しいです。


「三原則っていうのはね、私たち人類(ホモサピエンス)の場合のは、空想科学小説(サイエンス・フィクション)の世界での話のことなんやけど......」



そう言ってチュウさんが説明してくれたのが、ロボット工学における三原則ってやつ。

まんまコピペはアレだから要点をかいつまんで言うと、



第一条

 ロボットは人間を傷つけてはならない

第二条

 ロボットは人間の命令に従わなければならない

第三条

 ロボットは自らを守らなければならない



ってこと。

ちな、第一条がいちばん大事で、そのあとに第二条、第三条の順番になるんだって。

ま、つまり安全、便利、長持ちの順に設計されてると思えば分かりやすいのかな?

(さらに第(ゼロ)条ってのもあるらしいけど、今回はあんまり関係ないから省略するわね)



「でも実際にこれを適用のすると、いろいろ問題があるのことで、私たち人類(ホモサピエンス)の作ってるロボットやコンピューターには関係無いのことなんよ」

「あくまでフィクションなんですね?」

「うん、そもそも人類(ホモサピエンス)製の人工知能はその段階に達するのがまだみたいやし」



と、ピンク色の狼さんが「早く行こうよ!」ってな感じでブルルンとその巨体をふるわせる。



「うん、もうちょい待っててね。で、チュウさん、この()にはその三原則ってのが組み込まれてるんですか?」

「うんそう。さっきのとは少し違うの三原則やけどね。これはフィクションのと違って、本当に適用のされてるんよ。宇宙人たちの使ってる高次コンピューターのは、もはや疑似人格の域にまで達してるのものみたいやね」

「すごいですね.....って、あんまりよく分かんないですけど(汗)」

「僕だってあんまり分かってないの人よ。えーと、ああこれこれ。これが高次コンピューターにおける三原則のことよ」



そう言いながらチュウさんが、手にした端末から検索したページを見せてくれる。

そこには「超広域宇宙生活圏連合(コズミックワールド)における高次コンピューターに関する三原則」ってのが()っていた。



第一条

 コンピューターは人間を悲しませてはならない

第二条

 コンピューターは自分自身が楽しまなければならない

第三条

 人間の言うこともちょっとは聞こうね♪



うーん......



これって.......



何て言うかその.....すっごい「ふわっ」としてるわね???



.......

.....

...



思ってたより早くに狼さんを確保できたから、転送(フライト)までまだ少し時間がある。

なのでこの惑星(コータットせい)で少し慣らし運転をしていきましょってことになったんだけど。



「コックピットは二人乗りタンデムの仕様と違うのやけど、潟田ガタダさん、上と下、どっちがいい?」

「へ?」



じつはこの狼さんってさ、バイクの上に戦車の砲塔がのっかってるような形をしてるんだけど、そのバイク部分と砲塔部分にそれぞれ別々のコックピットがあるんだって。

基本的には狼さんの自動操縦オートコントロールだから私たちは座ってるだけで良いみたいなんだけど、万一の場合(なにそれ??)には運転を任されるみたい(汗)



「ああ、そういえば聞いておくの忘れてたわ。潟田ガタダさんって、二輪の免許って持ってるの人?」

「あ、いえ、免許は車のだけですけど......」

「じゃあ必然のことで、上のコックピットになるね。酔いやすいけどがんばってね」



............マジ???



.......

.....

...



長いハシゴをえっちらおっちらと登っていく。



なにせコックピットがたかぁぁいところにあるんだもん。

コンプラ的にチュウさんが先に登ってるけど(今日の私、スカートはいてるのよ)、もし足をすべらせたりしたら、ぺしゃんこになるのは私の方よね??(冷汗)



仕事とはいえ、妙齢の女の子がこんな遠くまで来て何をやってんだか(ため息)

まったくもう、ぶちぶち.........



登りながら、さっきの話の続きをする。



「まあ確かにあの三原則、ちょっと曖昧(ファジー)の要素あるの原則やわな」

「ですよねー(汗)うーん....でも、その第一条がある限りは、この()たちが戦争に使われたりすることはないってことですよね?」

「そやね」



戦争なんかしたら、絶対に誰かが泣くことになるんだもんね。

そう考えると、この三原則もなかなかに頼もしい、の、かな??



「その大砲だって打ち出すの弾はトリモチとかネットやからね。相手を壊したりするんやなくて動けなくするだけのための」

「そうなんですか?でもあれ.......それにしては.....」



ミリタリー関係にはうといからよく分かんないけど、それでも結構ヤバそうな見た目の大砲がふたつも付いてるんだけど.......(疑)



ちなみにこういうの、じつは歌保ちゃんが意外と詳しかったりする。

可憐な女の子であるところのショウコちゃんが、コックピットとか砲塔とかの物騒ブッソーなコトバを知ってるのはそのせいなのよ(他責っ!)



「うんまあ、兵器っぽく見えるのはあくまでコンピューター達が進化した際のカッコつけみたいよ。ここでさっきの第二条が効いてるのやろね」

「コンピューターは自分自身が楽しまなければならない、ってやつですか?」



このデザイン、楽しんでやってるんだ.......



「こういうの何て言うの表現だっけ?えーと......ちゅ、ちゅナントカ病?」

「中二病、ですね.......(あきれ)」



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