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楽してのんびり生きていたいけど、やっぱりお金は稼がなきゃ ー宇宙開拓記 その2ー  作者: 杠煬
第6章 バイヤーさん

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ピンク色の狼 1

お読み頂きありがとうございます。楽しんで頂けたら嬉しいです。


よーやく、クルナ星との取引価格が決まった。



結局、その日の夜ごはんを豪華なお店でご馳走することで若干の値下げをのんではもらえたんだけど、なぜかその会計は極東貿易株式会社うちにまわってきた。

解せないわ.......



「だってクルナ水牛のレバ刺しの美味しい美味しいって、一番食べたの人は潟田ガタダさんやん??しかも何回もお代わりのしてたし.......」



.............................................



翌日は、地下に一大都市を築いているドウ星へ行って、ロチナ豆の長期購入に関する契約を締結。



ちなみにこのロチナ豆ってのは、ドウ星ではすっごい苦いコーヒーみたいな飲み物の原料として使われてて、面談の時にそのコーヒー(?)が出てきたんだけど、ブラック派のショウコちゃんでもお砂糖をだばだば入れないと飲めないぐらいの代物シロモノだったわ。

なのにドウ星の人達ときたら、まさにこの「漆黒のブラック」をすずしい顔でくいくい飲むってんだから......



ショウコちゃんの飲むドウ星のコーヒーは苦い......



さらにその次の日は、大陸のすべてが赤道付近にあってどこもかしこもジメジメしているメクン星へ行って、メクンひるの干物を大量に仕入れた。



このメクンひるってのが、ショウコちゃんみたいなか弱い女の子・・・・・・(?)にはなかなかに許せない生き物で、全長は約20センチもあるヌメヌメなヤツ!!

川の上流にこのひる干物にする工場があるってんで、その川を小さなボートでさかのぼっていったんだけど、ときどき休憩のために上陸してホッとしてると、これが木の上からボタボタ落ちてきて、さすがのショウコちゃんも半泣きだった......



その迷惑料もかねて、価格交渉には私も強気で参加して、さらにチュウさんからもマージンをふんだくってやったわっ!!



......はぁ(ため息)

で、つぎのごめーれーは??(ヤケ)



今回はホント、奇妙なモノばかり仕入れてるけど、もちろんこれらすべて「お薬」の材料になるのよ(一応、言っておかないとね)。



で、次がいよいよ最終の案件なんだけど。

なんだけど......



.............................................



「最終目的地ってエント星じゃなかったでしたっけ??」

「その前に寄り道するのところがあるんよ。次は人に会うの用事じゃないから、お化粧はしなくても良いのところやからね」



そう言われて行ったのが、ンサ宙域にあるコータット星ってとこ。



「ふぅ~いいお湯だっ......あ、あれ?」



さすがにスッピンは抵抗があったので軽くメイク(ファンデと口紅だけね)をして、暖簾(のれん)をくぐっていつものボケをかまそうとしたら、そのあまりの静けさにポカーンとなる。

だ、だーれもいない.......



「はいお疲れさん」



少しおくれて、チュウさんも暖簾から出てきた。

そしてカバンを開けて何かを探してる。



「チュウさん、ここって......」

「うん?ああ、コータット星の宇宙港は無人なんよ」

「もしかしてここ、すっごい田舎なんですか?」

「そやね。帰りは自動(オート)で5時間後に転送が始まるの設定やから、少し急ぐの必要よ。ああ、あったあった」



そう言いながらカバンから日焼け止めを取り出し、容器のフタを取って渡してくる。



「ここは日差しのとても強いの星やから、しっかり塗っておいてな。お化粧の上からやと効きが悪いのやつやから、すっぴんの上からね」



結局、したばかりのメイクを落とすことになっちゃった.......

無人のロビーで二人して日焼け止めを塗りたくるシュールな場面って、あははは(苦笑)



.......

.....

...



宇宙港を出ると、ほとんど緑のない荒れ地が続いている。



照りつける恒星たいようのせいでとっても暑いし、地面は乾いてゴツゴツしてる。

ホコリっぽい風に乗って、なぜだかオイルのにおいがしてくる。

なんだか、個性的な髪型のおニイチャン達がヒャッハーしてそうな世紀末な景色。



あれ?

そーいや日来課長(おいちゃん)が「コータット星のピンク色の狼には気を付けてな」って言ってなかったっけ??

ここ、コータット星よね??



「そうよ、その狼をつかまえるの必要があるんよ。ほら、あそこにも一匹走っているの見える?」



そう言われて目をこらすと........ん?んん??



かなり遠くに砂埃、そのぼやけた中にかすかに見える。

確かにすごいスピードで走ってる。

流線形のボディ、前後に足が伸びていて、でその先に丸いもの、って.......タイヤ??



「確かになんか動いてますけど.........アレ、狼じゃなくてバイクですよ?」



しかも.......あれれ??

あのバイク、人が乗ってないわ???



「うん、そう。あれがこの星の『狼』って呼ばれている機械の生命体。ちなみにあそこにいるのは緑色やからおとなしいの子やけどダメね。気性の荒いピンク色のでないと使えないの機体やから」

「え?ええ??」

「ちょっと危険のともなうのやけど、ピンク色のをつかまえるから手伝ってな」



はい???

いやいやいや、ちょっと待って!ちょっと待って!!



もうちょっとくわしく説明してよっ!!!



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