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回文童話「朝礼の美談」

「目から(うろこ)って、あれ本当なんだなあ」

某製造工場で朝礼が終わり、現場に戻りながらサワヤマさんが言った。


「何かあったのかい、サワヤマさん」

同僚のムラカミさんが言った。


「今朝の工場長の『間違い電話も掛かってこない(ひと)り暮らし』って話さ」

そう言って、自分の目を指すサワヤマさん。

「納得して、ぽろぽろと目からウロコが落ちたんだよ」


「ほんとかよ、それ。工場長にヨイショしてんじゃないのか、サワヤマさん」

今度は、後ろを歩くカワシタさんが言った。


「ほんとだよ。これがその時のウロコだ」

と言って作業着の胸ポケットから、沢山(たくさん)の大きなウロコを取り出すサワヤマさん。


「うわ。仕込みじゃないだろうね、それ」

ムラカミさんが感心したような声を出した。


「おれ、信じるよ」

ムラカミさんと並んで歩いていたソウダさんが言った。

「おれは『(つら)の皮は厚いが人望は薄い』ってところで、こんなものが目からぽろぽろ落ちて……」


と言いながら、ソウダさんは、作業ズボンのポケットから亀を何匹も取り出した。



(目から亀)

めから、かめ!!

回文童話「のほほん」毎日更新中。

朝、ほぼ7時台に投稿しています。

と、

昼、ほぼ12時台に投稿。コチラはたまに休むことあり。


同サイトにて、回文妖術師ビキラの冒険ファンタジー、

「魔人ビキラ」を連載中です。

よかったら、読んでみて下さい。

第三十ニ話「小夜の早い街(前編)」は、

今日1日(水曜日)のお昼、12時台に投稿予定です。

(後編)は、明日2日(木曜日)のお昼、12時台に投稿予定。


では、「のほほん」は、また明日、

朝、ほぼ7時台に。

LINE、更新出来ててヨカッタ……


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― 新着の感想 ―
[良い点] 亀が目から出た場合も産みの親は自分になるんだろうか‥(なんか、怖い)
[良い点] 目からウロコでも痛そうなのに目からカメは怖い……wwwやっぱり気づきを得た的な意味なのね
感想一覧
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