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回文童話「視線」

学校の、お昼休みのことである。


亀井くんは、お昼ご飯を食べていたが、誰かの視線を感じて、食べる手を止めた。


そして辺りを見回す。


亀井くんの様子がおかしいので、

「どうしたんだい亀井くん」

と、隣の席の岡村くんが声をかけた。


「うん。誰かに見られているような気がして……」

と、亀井くん。


「考えすぎだよ、亀井くん。早くご飯を食べて遊びに行こうぜ」

読書好きの岡村くんは、

(これが思春期にありがちな、自意識過剰(じいしきかじょう)か?!)

と、思った。


「ああっ、そいつだ!」

亀井くんは大きな声を出して、岡村くんの弁当箱を指さした。


「ぼくの弁当箱が?」

岡村くんは自分の弁当箱を見たが、ご飯もおかずも、もうほとんど食べてしまっている。


「その隅っこのご飯つぶが、横目でぼくのことを見てるんだよう!」


亀井くんは声を震わせて、岡村くんの弁当箱に指を突きつけたまま、立ち上がった。



(流し目の飯がな)

ながしめのめしがな


シラスなどは、目が合うから食べたくない。

という人もいるようです……。


楽しく、短く、をモットーに書いております。

しかし、意味はありません。

ナンセンス押しですが、息抜きになればさいわいです。




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― 新着の感想 ―
[良い点] ご飯粒は残しちゃいけません、って事ですね。シランケド 水玉模様が苦手な人とか、飯粒達を見つめたら食べれないかもしれないですね。
[良い点] 流し目のご飯粒、嫌だなぁww まるでホラー小説の冒頭のようでした☺️
[一言] 小魚と目が合っちゃうのは、少し分かる。 ご飯粒に流し目で見られたら‥気まずくて食べれない。笑
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