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回文童話「鈴木大五郎の記録」

練習場で、非公式ながら再び日本新記録を出す鈴木大五郎。


「すごい。マグレじゃなかったんだ」

やや呆然とした様子でつぶやく大五郎。

「よし! 協会に申し立てて来るよ、大五郎!」

深田コーチは力強く言った。


「彼の記録が伸びるんですがねえ、なんとかなりませんか?!」

協会事務所で、コーチの深田さんが訴えていた。


「そんなの、本人の思い込みでしょ? 絵なんか描かなくても、記録は伸びるはずです」

協会の人は保守的だった。


「地味じゃないですか、無地で。絵を描くことで個性が出ますよ、競技に」

「しかし、前例がありませんからねえ」

協会は保守的なのだ。


「これを前例にすれば良いんです。我らが鈴木大五郎の円盤を!」

「いやあ、ワシらが前例を作るのはちょっと……」

繰り返すが、協会は保守的なのだった。


「そこをなんとか。記録更新のチャンスなんですよ!」

深田コーチは食い下がったが、柔道のカラー道着化より、むずかしそうだった。



(円盤投げ南蛮絵)

えんばんなげ、なんばんえ!

回文童話「のほほん」毎日更新中。

朝、ほぼ7時台に投稿。

と、

昼、ほぼ12時台(たまに休みますが)に投稿。


同サイトにて、回文妖術師ビキラの冒険ファンタジー、

「魔人ビキラ」を連載中です。

よかったら、読んでみて下さい。

第三十ニ「小夜の早い街(前編)」は、水曜日(1日)のお昼12時台に投稿予定です。

後編は、木曜日(2日)のお昼に投稿予定です。


「のほほん」で、また明日。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 本当に因果関係があるか分からないけれど色々盛り上がりそうだから頑張れコーチ!(笑)
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