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回文童話「闇鍋」

卒業記念のキャンプファイヤーが変に盛り上がってしまい、スルガ君のクラスは、

「晩ご飯のカレーは止めだ。闇鍋(やみなべ)だ!」

ということになってしまった。


急いで近くのコンビニに「具」を買いに走る級友多数。


闇鍋とは、鍋に、基本的には食べられるモノを放り込み、なんでも煮て食べてしまおう。というイベントだ」

と、スルガ君は思っていた。


カレーの具と思われる、ジャガイモ、ニンジン、タマネギが箱に入っているのを見つけたスルガ君は、ジャガイモだけを頂いた。


(皮は()かずに、このまま丸ごと入れよう。闇鍋なんだから)

とスルガ君は思った。


「スルガ君、何を入れるの?」

と、ダイナさん。

「それは内緒だよ、闇鍋なんだから」

と、スルガ君。

「ぼくはもう、決めたぜ」

と、ゴンちゃん。


そして、わざわざ(あか)りを消して始まる闇鍋パーティ。

何故(なぜ)かドロドロになる鍋の中。


「あれれ? ジャガイモがないぞ」

と、スルガくん。

「あら、わたしの入れたニンジンがないわ」

と、ダイナさん。

「ぼくの入れたタマネギがない!」

と、ゴンちゃん。


「誰だ、野菜お菓子を全部持って行った奴は?!」

と、誰かが近くで怒っていた。



(然るに煮る菓子)

しかるに、にるかし

回文童話「のほほん」やっとこさ毎日更新中。

朝、ほぼ7時台。今日みたいに。

と、

昼、ほぼ12時台。休む時もたまにあります。です。


同サイトにて、回文妖術師ビキラの、冒険ファンタジー、

「魔人ビキラ」を、連載中。

毎週、水曜日、日曜日に、投稿予定です。


第三十一話「旅館あるある物語(全五話)は、

前、後編二回投稿なので、前編は28日(土曜日)に、

後編は29日(土曜日)に投稿予定です。

よかったら、覗いてみて下さい。

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