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回文童話「台風が来た」

「今、来てる台風、凄いらしいぜ」

と、単一電池。


「おお、ついに我らの出番か?!」

トイレットペーパーが言った。


「なに言ってんの。台風が来てるからって、お尻をたくさん拭くわけじゃないでしょ」

と、乾パンが冷たく言い(はな)つ。


「そこは我らの出番であろうよ」

と、サバ缶。


「あーー、それはそうかも」

と、フェイスタオル。


「皆んなが一致団結する時なんですよ」


「良いこと言うね、歯ブラシさんは」

練りハミガキがそう言った。


近くの川が決壊(けっかい)しそうだと言うので、家族は貴重品を持って、大慌てで、高台の小学校に避難して行った。


押し入れの買い置き品には、目もくれなかった。



(買い置きの気負いか)

かいおきのきおいか?

同サイトにて、

回文妖術師・ビキラの冒険ファンタジー、

「魔人ビキラ」を連載中です。

よかったら、覗いてみて下さい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] この時以外に活躍する場面は無さそうな乾パン、元気出して‥。笑 緊急時に詰め込む時間は無いよね、と防災カバンを日頃から用意しておかないといけませんな。
[良い点] きおいしている電池くん達が可愛いw買い置き品達の安否も気になるところです(
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