表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/111

回文童話「リア王・外伝」

「リア王」は、シェイクスピア四大悲劇のひとつである。

その初稿には、こんな展開があったそうだ。


『リア王が、宮廷おかかえの道化師に、黄金で出来た作り物の魚を噛むように(すす)められる。


リア王「なんのまじないだ?」


苦笑するリア王に、道化はうやうやしく(こうべ)()れて言う。

道化師「ご一族が末長く仲睦(なかむつ)まじくあられますように。黄金魚のお告げに御座います」


リア王は顔をしかめながらも、お気に入りの道化の言葉に従い、黄金魚を噛む』


しかし、書いた後、その場面(シーン)をシェイクスピアは削除してしまった。


「不合理」だと思ったからである。


そして無事に、「リア王」は、長女と次女に国を追放される悲劇の筋書きとなったのだった。



(魚ありし昔噛むしリア王)

うおありしむかし。かむし、りあおう

この物語はフィクションです。


高名な悲劇の王、偉大な劇作家とは、何の関係もありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 一瞬そんな話があったのか、流石の物知りだ……!と思ったらフィクションでしたw 読んでて勉強になることもあるしいつもファンタジー感を楽しませていただいとります!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ