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回文童話「竹馬にしてライバル」

トオル氏とサトル氏は、竹馬の友だった。

そして、会社は違えど、両者とも柔道に(いそし)んでいた。


社会人の柔道大会の対戦成績は、四勝四敗の互角。

良きライバルであった。


会って(はげ)ましあいたかったが、それはやめておいた。

トーナメントの決勝で当たる可能性の高い者同士が、試合前日に会うなど、怪しまれるだけだからだ。


「試合の打ち合わせでもしていたのではないか?」と。


しかし、電話をしてしまうサトル氏とトオル氏。

「いよいよ明日だな、トオル」

「うん。お互い、頑張ろうぜ、サトル」

「ぼくは必殺技を編み出したぜ、トオル」

「な、なんだって?!」

「きみの弱点を突いた必殺技だ。楽しみにしていてくれ」

「弱点の克服(こくふく)には研摩(けんま)して来た。必殺技返しで勝つ!」


「わはははは。明日の対戦が楽しみだな」

「ああ、楽しみだ」


翌日、ふたりとも一回戦で負けた。

運命とは、おうおうにして、そういうものだ。



(爆沈竹馬)

ばくちんちくば!!



回文ショートショート童話「のほほん」。

毎日更新中です。

朝、ほぼ7時台。

と、

昼、ほぼ12時台です。


同サイトにて、回文妖術師ビキラの冒険ファンタジー、

「魔人ビキラ」を、

水曜日、日曜日の昼、ほぼ12時台に投稿しています。

よかったら読んでみて下さい。

「のほほん」は今日また、お昼に。

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