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東方物天秤  作者: 匿名S
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東方物天秤 第8章 2話 ハイパーテクノロジー

…つい最近買った防寒具が何故か効果が薄い。もっと良い性能のものを買っておくべきだっただろうか…いや、もっと別の方法を取った方が安上がりかつ早く解決出来るかもしれない。例えば、寒い暑いが少なそうな所に行くとか、

もしそうするのなら繋来氏が以前連れてきた人の所に行くのが良いかも知れない。宇宙空間が何やらと言っていたから大丈夫な気がする。あくまでも気だが

商益「ペイリッツ氏達の住んでいる所に行ってみたい」

風渡「何や藪から棒に」

商益「普通に気になった」

風渡「…何か裏があるやろ」

商益「寒すぎて最近買った上着が意味を成さなくなった」

風渡「で、少しでも行ける所に行きたいって事かいな」

商益「まあ、そう言う事だ」

風渡「はぁ…ま、エエやろ。今は10時やから三人の誰かは起きとるやろうし」

風渡「それと、ボヤ―はん達は巨大船住まいやさかい度肝抜かさへんようにな。と言っても俺も全部は見た事あらへんけど」

・・・

風渡「ボヤ―はん達おるか?」

ガナット「僕なら居ますよ。残りの二人はまだ寝ています」

風渡「あれま、今日は遅まで寝とるんか」

ガナット「昨日は重労働でしたので。…で、用件は何ですか?」

風渡「俺と商益はんにこの船の構造を紹介して欲しいんや」

ガナット「それなら、今日中に全部把握しておいた方が良いでしょうね。この船は明日からまた母船と離脱しますから」

商益「…横から聞いていたのだが、もしやその重労働と言うのは…」

ガナット「勿論、積荷の移動です。他はクリスマス片付けや大掃除とかですね」

風渡「お二人寝とるんやったらあんま音立てへん方がエエかいな?」

ガナット「あ、起こしてきます。流石に14時間は寝過ぎですからね」

商益&風渡「14時間…!?」

・・・

ガナット「起こしてきました」

ノアテル「ふぁー…あー、ネムたい」

ボヤ―「もう少しエネルギー貯めさせてほしかったナ」

ガナット「なら、急速チャージすれば良かったじゃないですか」

商益(急速チャージとは…?)

ボヤ―「え、あれは負荷かかるから嫌だナ」

ガナット「今のところは文句言わないでください。風渡さん達が来ているんですから」

ボヤ―「え゛」

商益「今日はこの船の構造を教えて欲しいのだが」

風渡「俺も含めで頼むで」

ボヤ―「ホントウはもう少しスリープして居たかったが…風渡達が居る以上仕方が無いナ」

ボヤ―「紹介するからついてきナ」

商益「分かった」

・・・

食堂


ボヤ―「まず食堂だナ」

風渡「広っ」

ガナット「大体300人収容できてこれが船各地にあります」

ボヤ―「クリスマスとかはここでパーティをするんだナ」

・・

制作室


ボヤ―「次に制作室だナ。ここはケミスが管理している」

商益「どう言った物を作れるんだ?」

ガナット「日用品から船のパーツまで様々です」

商益「…この試作機のスマホも見てもらえるか?」

ガナット「へえ…これを何人で?よく出来ていますよ」

商益「改良は可能か?」

ガナット「勿論可能ですよ。ただ、プログラムをある程度書き換えさせてもらいますが」

商益「失礼な事を聞くが、プログラムについて知っているのか?」

ガナット「当然です。そう言う能力を持っているんですから」

風渡「…俺達、三人の能力について教えてもらっとらへんのやけど」

ガナット「あれ?そうでしたっけ?」

ボヤ―「確かに教えていないナ」

商益「では、教えてくれ」

ガナット「分かりました」

ボヤ―「まず、アタシからだナ。アタシの能力は…」


 フォン


商益「鉄板を生成したか」

ボヤ―「エネルギーを使ってイロイロな物をセイセイする能力だナ」

ガナット「僕の能力は…えーと、実演できる物は…あ、あの梯子を見てください」

風渡「あ、あの梯子壊れとるな」

ガナット「僕の能力はこのキーボードを使って行います」


 カチャカチャカチャカチャ…タンッ!


ガナット「はい、出来ました。もう一回梯子を見てください」

商益「おお、梯子が直っている」

ガナット「これは只の一例ですが、僕の能力は、キーボードで打ち込んだコマンドを実行させる能力です。まあ、その程度のものですけどね」

風渡「その程度って…悪用厳禁レベルの物やんけ!」

商益「そのキーボードには細工されていないよな?」

ガナット「勿論です。…あ、でも一つだけ、キーボードに小さい植物を植え付けてあります。素の僕は機械に繋げれませんから。あ、後、ついさっき言っていた端末をしばらくお借りしますよ」

商益「ん?あ、ああ分かった」

ガナット「では、改良してきますね」


 タッタッタッタ…


風渡「ガナットはんウッキウキで改良しに行きよった。前髪が長いからあんま表情分からんかったけど」

ボヤ―「まあ、コンプレックスは誰にでもあるからナ。特に顔とかは」

商益「…1つ取引の相談がある。詳しくは後で話そう」

風渡「後は、マルトン氏の能力やな」

ノアテル「ワタシのはそんなにタイソウなモノでもナいですよ。ただ、ホンキでキョクをヒけばイロイロなコウカがダせるだけのチカラです」

商益「十分大層な能力だと思うんだが」

ボヤ―「…で、二人の能力は?」

風渡「俺は色々繋げる能力や」

商益「自分は…細々とした能力が多くて説明し難い」

ボヤ―「そうか…じゃ、能力の話はそこまでにしておいて、次の部屋だナ」

・・

訓練室


ボヤ―「訓練室だナ」

風渡「ここはどう言う部屋なんか?」

ノアテル「タイハンはセントウブタイのクンレンです」

ボヤ―「ちなみに、風渡と戦ったのはその訓練兵だナ」

商益(どの位強いんだろうか…?)

ボヤ―「あ、そうそう、訓練室で船内の基本的な部屋は最後だナ」

風渡「…寝る所は!?」

ボヤ―「それは、船の上、と言うかカンパンに都市と言う形であるんだナ」

商益「ところで、船には合計何人くらい居るんだ?」

ボヤ―「えーと…約4億位だナ」

商益&風渡「よ、四億!?」

ガナット「商益さーん!」

商益「…ん?あ、ああケミスコール氏か、何かあったか?」

ガナット「端末の解析について報告しに来ました。って、風渡さん商益さん二人とも驚いた顔をして、どうしました?」

ノアテル「おフタリがここのジンコウをキいてオドロいているんですよ」

ガナット「人口って言うと、4億ですけど、そんなに驚くものですかね…」

ボヤ―「実際、驚いているからナ」

商益「…ああそうだ。ケミスコール氏、一つ取引をしたいのだが」

ガナット「何です?」

商益「この上着の事なんだが、鏡はあるか?」

ガナット「何故です?」

商益「上着を着て実際に見てもらった方が早い」

ガナット「それなら、試しに着てみます」

・・・

ガナット「おお、この上着うまいこと顔が隠れて便利ですね」

商益「これと別の何かを交換したいのだが」

ガナット「…需要に合ってますし、良いですよ。何か望みの物とかは?」

商益「出来れば防寒具が欲しい」

ガナット「あー、それなら、今僕が着ているコートと交換しましょう。一応大抵の寒さは防げる様になっていますから」

商益「ありがたい。金額が釣り合わない分は他の日に支払おう。と言うか支払わないと気が済まない」

ガナット「分かりました。それと、解析の報告ですけど…」

商益「何か問題があったか?」

ガナット「いえ、むしろ改造がし易そうな構造をしていましたよ。ですけど、あの基本フレームだとまだスペック不足がありますね。そこら辺を挙げるのに数週間かかりますけど良いですかね?」

商益「別に問題は無い」

ガナット「ならそれで行きましょう!」

2020/12/28 23:15

色々あって高性能な防寒具を手に入れた。一応、これで今冬は大丈夫だと思う。ただ、その代償で前の薄い上着を失った。まあ、物々交換としては上出来だと思うが。

後、忘れかけていたスマホ計画が進みそうだ。その点はメリットの塊だ。

…今年は除夜の鐘をつきに行こうか悩む

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