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東方物天秤  作者: 匿名S
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東方物天秤 第8章 1話 彼はどうやって旅していたのか

自分は全く覚えが無いが、先日、自分は暴走をやらかしたらしい。迷惑をかけてしまった。だが、後悔してももう遅い。次は防がなければ。おまけに、自分の色々については八雲氏が何とかして悪い噂は立たない様にしてくれたらしい。本当にありがたい。

そう言えば、外に行くために必要な上着が無かった。どうするべきだろうか

風渡「商益はん、居るか?」

商益「居るぞ」

風渡「商益はん、調子はどうや?」

商益「それなりには元気だ。繋来氏はどうだ?」

風渡「俺は結構元気や。あんさんは最近何か感じた事はあるかいな?」

商益「冷え込んだと感じた以外には何も。…と言うか、別に聞くほどの事でもないだろう?1、2週間位ではそんなに感じる事は無いだろうし」

風渡「いや、まあ…俺、家に居ても何もすることがあらへんからむっさ暇なんや。やれる事と言えばあんさんと会話するくらい」

商益「…それなら丁度いい。繋来氏、頼みたいことがあるのだが」

風渡「何や?」

商益「上着を貸して欲しい。寒すぎて外にも出る気になれなくてな」

風渡「何で貸す必要が…もしや、上着の一つもあらへんのか?」

商益「いや、あるにはあるのだが…」

商益「…口で言うより見てもらった方が早いだろう。このフードが着いたコートだ」

風渡「あー、これむっさ薄手やんけ。後、これどちらかと言うとローブに近い形やな」

商益「今自分が着ている和服の上からそのローブを羽織るのを想像してみろ。何一つ足しにならないのは想像に難くないだろう」

風渡「そりゃあ、夏服レベルの薄さやったら、なあ」

商益「と言う訳でだ、頼む、貸して欲しい」

風渡「えー、上着位買いに行けばエエやんか」

商益「…行くために必要な上着が無いから頼んでいるのだが」

風渡「あっ、」

商益「…」

風渡「…で、でも、俺は貸さへんからな!そもそも女の上着借りる事がおかしいやろ、まあ、俺自身は女とは認めたくあらへんけど…」

商益「ん?何と言った?」

風渡「…いや、只の独り言や。忘れてくれ」

風渡「ともかく!俺の上着は貸さへんで。そのローブだけでも着て、何かしら上着買いに行きなはれ」

商益「あれのみで行くのは少々無茶が過ぎる様に思うが…まあ、筋は通っている。寒いだろうが繋来氏の言う通りにしよう」

風渡「ところで、あんさんあの上着だけで何で旅することが出来とったんや?」

商益「…ヒートアイランド現象」

風渡「あぁ…」

商益「行って来る」

風渡「行ってらっしゃい」


 ガチャ


商益(おお…寒い。やはりここの冬は違うな。…少しでも熱が出ていくのが惜しい。フードをかぶって行くか…)

・・・

商益(…ん?あそこに居るのは、上白沢氏か?)

上白沢「えーと、貴方は…」

商益「…商益だ」

上白沢「ああ、商益だったか。所で、こんな寒い時に何の用事だ?」

商益「今着ている上着が薄いから、これ以上冷え込む前に上着を買いに行く。そう言う上白沢氏は何か用事があるのか?」

上白沢「私は先週ほど前に現れた影について調べている」

商益「影とは?」

上白沢「それについては、この新聞を見ればわかる」

商益「…『謎の影、闇夜に現る』?」

上白沢「何でも、魔法の森と人里の辺りで確認されたんだとか。この情報のせいで寺子屋の生徒が怖がってしまってな。少しでも安心させたいから先日霊夢に相談しに行ったんだが、何故かだんまりだ」

商益「それで、個人的に調査を」

上白沢「そう言う事だ」

商益「その新聞、詳しく見せてもらっても良いか?」

上白沢「ああ、良いぞ」


謎の影、闇夜に現る

 先日十二月一日、魔法の森、人里付近にて謎の黒い影が確認された。容姿は、翼らしきものが確認されたが、それ以外は不明。


商益「大体理解した。この新聞は返す」

上白沢「何か情報がつかめたら話してくれ」

商益「分かった。では、また会おう」

上白沢「ああ、またな」


商益(流石に、『恐らく自分がその正体だ』とは口が裂けても言えんぞ…)

 しばらくして…

商益「只今帰った」

風渡「お帰り、商益はん。上着買えたかいな?」

商益「ああ、しっかり買えたぞ」

風渡「それは良かった…な…」

風渡「…商益はん、買い物するとき何かあったやろ」

商益「…何故分かった」

風渡「俺が答える前に、何があったか先言うてみ」

商益「端的に言うと、名乗るまで誰からも自分と認識されなかった。まるで顔が分からなかったかの様に」

風渡「あー、まあ間違いではあらへんな。鏡見いや」

商益「分かった」(間違いではない…どう言う事だ?)

商益「鏡は…ああ、ここだここだ」


商益「…この鏡、細工はされていないんだよな?」

風渡「勿論やとも」

商益「大体分かった。このローブのフードはかぶった人の顔を闇か何かで隠す効果があると言う事だな?」

風渡「傍から見たらそう見えるで」

商益「そうか…フード、かぶらなかった方が良かったか…」

風渡「過ぎたことは仕方あらへん。それに、顔を隠す効果があるローブなんて絶対珍しいやろし、効果が分かって良かったやないか」

商益「まあ、それもそうか。…だが、一つだけ疑問に思う事がある」

風渡「何や?」

商益「何故この様な物があるのだろうか。顔を隠す必要がある時など早々無い筈だろう」

風渡「俺に聞かれても。でも、もしかしたら顔にコンプレックスを持っている人向け何かも知れへんね」

2020/12/14 22:30

今日は上着を買いに行った。流石にあの上着だけだと寒すぎた。

その上着だが、なんと顔を隠す効果がある事が分かった。そのせいで上着購入が手間取ったが、上着の隠された効果が分かったから、良しとする。


そう言えば、繋来氏の知り合い、どの様な家を持っているのだろうか?

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