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東方物天秤  作者: 匿名S
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東方物天秤 第6章 2話 空賊科学者なんでもござれ

病気(?)の状態が悪化してきた。そろそろ医者にかかった方が良いかも知れない。そもそも行ける気がしないが。だが、あの黒い石も気になる。出来れば繋来氏に見に言って貰いたい所だ。済まないとは思うが

そう言えば、繋来氏の看病、とても手馴れている様に感じる。

…今更だが、母の作った飯が食いたくなってきた。

自宅


商益「ハックシュン!」

風渡「ホンマ大丈夫か…」

商益「大丈夫じゃ無くなって来ている…ゲホッ」

風渡「…どうするんや?」

商益「まず、あの石の示す場所に行ってくれ。その後、医者を呼んでくれ…ゴホッ」

風渡「え…普通医者を呼ぶのが先やない!?」

商益「だとしてもだ…ゲッホ」

風渡「ハァ…分かったわ」

・・・

場所不明


風渡「さて、前と同じくここに来たわけで…」

風渡(釣り針はまだあるな)


 ヒュッ… ビッ!


風渡「よし。これにぶら下がれば何かあるやろな」


 ゴォォー


風渡(おっ、釣り針が上がって行っとるな。で、上側に昇れると)

・・・

風渡「無事上陸成功!っと」

風渡「おおっ!上はでっかい街になっとるんやな」

風渡(ますますSFチックになっとるなぁ)


 ビー!ビー!ビー!ビー!


風渡「何やこのサイレン!?」

風渡(ここで何かあったんか?)

「くせ者だ!」「侵入者だ!」「早く見つけ出せ!」

風渡「え?侵入者?…まさか」

「見つけたぞ!」「侵入者だ!」「早くひっ捕らえろ!」

風渡(ヤバッ!武器の一つも持っとらんのにコレはヤバい!)

風渡「帰還!」


 ビュッ


「どこ行った?」「侵入者どこだ?」「早く探し出せ!」

・・・

自宅


風渡「ゼー、ハー、」

商益「ど…どうした?…ゲホン」

風渡「あっちで侵入者扱いされてしもて、そこの住民全員敵や」

商益「冗談じゃない…ゴッホ」

風渡「どうすればエエやろか?」

商益「決まっているだろう、全員倒せば良いだけの話だ…ゲホゲホ」

風渡「え、ええ…」

商益「ありったけの武器を持っていけ。稼働させるために必要なエネルギータンクもだ…ゴホン」

風渡「分かったわ」

商益「だが、くれぐれも殺すな。罪になるからな…ハックショイ!」

・・・

商益「行く準備は出来たのか…ゴホゴホ」

風渡「出来た」

商益「なら、これも持っていけ…ゲホッゲホッ」

風渡「あんさんのペンダントも持って行ってエエんか?」

商益「勿論だ。と言うか、それが無いとまずエネルギーが供給できんだろう」

風渡「せやったな。ほな、行ってくるで」

商益「ああ、検討を祈る。…ハックシュン!」

・・・

不詳都市(場所不明)


「また現れたぞ!」「同じ侵入者だ!」「今度こそひっ捕らえろ!」

風渡「さっきは逃げたけど、今回はそうは行かへんで!」

風渡「はっ!」

「ぎえぇぇぇぇぇぇ」

風渡「せいっ!」

「ぬぐぁぁぁぁぁ」

風渡「てやっ!」

「びゃぁぁぁぁぁぁぁ」

風渡「まず三人!」

「貴様!」「許さん!」「覚悟しろ!」

風渡「三人まとめて!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」

風渡「よし!」

「野郎、ぶっ殺してやぁぁる!!!」

風渡「熱気を抜いて気絶しろ!」

「ザッケンナコラー!」

風渡「イヤーッ!」

「お覚悟を」

風渡「こんなもの!」

・・・

「船…長…」


 バタッ


風渡「まあ、こんなもんか」

風渡(なんか一心不乱に色んな事口走ったけど、何て言うとったんやっけ…)

風渡「ま、エエか」

風渡「後は他の人達が言うとるような船長?だけやと思うけど、いつ出てくるんやろな?」

???「部下から救援願いが出たから急いで来てみたが…相当ヤバい事になっているナ…」

風渡「…あんさんが船長?女性やないか」

???「女だと文句言うナ!と言うか、アンタも女だろ!」

風渡「へ?何で俺が女やと一発で分かったんや?」

???「そりゃアンタの声が男にしたら異様に高いからだナ!それに、顔も女だし」

風渡「ええ…友達は分からなかったんやけどな…」

???「それはその友達がドンカンなだけだナ!」

風渡「!俺の友達が鈍感やって…?その言い様は許せへんな!勝負や!」

???「なら名前を名乗りナ!」

風渡「繋来風渡や!」

ボヤ―「ペイリッツ・ボヤ―なんだナ!」

二人「いざ、勝負!」

 しばらくして…


風渡「てやっ!」

ボヤ―「ハッ!」


ガキィィィン‼


ボヤ―「なかなかやるんだナ!」

風渡「そっちもや!」

ボヤ―「なら、こっちはそろそろ奥の手を出すんだナ!」

風渡「!…な、なんや?」

ボヤ―「あ、ちょっと待って欲しいんだナ」

風渡「あっはい」

ボヤ―「もしもし。あ、今来れる?ちょっと加勢に来て欲しいんだナ。え?10秒で来れる?ならさっさと来るんだナ!」

風渡「終わったかいな」

ボヤ―「終わったんだナ」

???「来ましたが…ど、どうすれば良いんです?」

ボヤ―「あ、来たんだナ。アイツを倒すのを手伝って欲しいんだナ!」

???「…あいつ?  …!どっどどどどどどどどちら様です!?」

風渡「繋来風渡と言う名の者や」

???「ケミスコール・ガナットです。こ、この船の機関長です…はい」

風渡「ん?ちょっと待って、へ?船?ここ船なんか?」

ボヤ―「え?それも分からずに侵入してきたんだナ?」

ガナット「な、なら、そもそも危害を加えようとして来たわけじゃないんじゃ…」

風渡「いやまあ、実は…

 少女(?)説明中…


風渡「…と言う訳で、解決法を探しにここに来たわけや」

ボヤ―「いや、何か…こちらの部下が済まなかったナ…」

風渡「別にエエで。大した傷も負ってないし、こちらもただ気絶させただけやし…」

風渡「でも、何で大量の人が襲ってきたんや?」

ガナット「そ…それは、この船の特性と船員の性格によるものです…」

風渡「と言うと?」

ガナット「この船は特殊な機構を導入していて…生きる希望を失い、このままでは生きれない人がこの船に誘い込まれる様に来るんです。この船は先代から続く物なので詳細は不明ですが…」

ボヤ―「だから、この船の名前は『最後の幻想』号なんだナ!」

風渡(幻想…!こう言う繫がりかいな)

ガナット「は…話を続けます」

ガナット「その特性上、この船は死にかけた人しか来れないのですが…このセキュリティを突破してここを乗っ取ろうと、意図してここに来る人が年に一人二人居るのです…」

風渡「だから、ココを守ろうと」

ボヤ―「そう言う事なんだナ!」

風渡「そうか…そういや、これからどうするんや?この気絶者の山…」

ボヤ―「ま、さっさと起こして終いだナ」

ガナット「あ…アナタはどうやって帰るんですか?」

風渡「俺はこのアイテムを使ってちゃちゃっと」

風渡「…あ!」

ガナット「ど…どうしました?」

風渡「またここに来れるためのアイテムを忘れてきた」

ボヤ―「どんな形なんだナ?」

風渡「イカリの形で上部分に奇麗な石が付いとるヤツ」

ガナット「あ…それなら」

ガナット「これ、ですか?」

風渡「それや!」

ボヤ―「丁度それを持っているとは!用意周到なんだナ」

ガナット「…じ、実は加勢に来るときに武器に使えそうと思って…」

風渡「あー…ま、しゃあない事やな」

風渡「取り合えず、俺は帰るわ」

ガナット「あ…帰る前に一つ聞きたいんですが…」

風渡「何や?」

ガナット「アナタは女です?男です?」

風渡「…もしや、男って総じて鈍感何やろか?」

ボヤー「そうかも知れないナ…」

・・・

自宅


商益「ハックション‼ あー、くしゃみが止まらん。普通にこの症状かそれとも…は…ハックション‼」

商益「もう勘弁してくれ!」

2020/10/20 22:35

病気が悪化してきた。 だが、話すことは別に出来るし、どちらかと言えば体が思うように動かない方が大きい。今日、繋来氏が恐らくの助っ人を呼んできてくれた。今は医者を呼びに行って いる所 だ少し だけ安堵 できる。 が、 この 時間 になると 決まって 眠く なる まずい ‥・

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