ヨーグルトの乳酸菌て…。
今まで投稿しなかった上に、短いです。
申し訳ありませんでした。
「ケヒトさん、その飲み物は、日本で普通売っている飲むヨーグルトと違った感じですね。」
亜美は、自分の紅茶を飲みながら、テーブルの上にある、ケヒトの右側のグラスを見つめた。
「あっ、これは…。」
リラックスしていた筈の、ケヒトの様子が急に緊張をはらみ、亜美も思わずゴクッ、と喉を鳴らしてしまった。
「あっ、えーと。これは、食後に飲むんだけど、亜美ちゃんを驚かせると思う…。」
ケヒトがやや早口に答え、そうなんですか?と亜美は首を傾げつつ、曖昧な感じに返事をした。物凄く不味い味だったりするのかな?とやや大きめのグラスを見つめた。
「これから、飲むけど。」
食事をあらかた終えて、ケヒトが真剣な表情でグラスを手にして、一気飲みに近い感じで、グラスをあおった。亜美は中性的な美貌とはいえ、隙間から男らしい喉仏が上下するのを見つめた。そして、ひゅっ、と自分の喉から変な音が出るのを聞いた。
ケヒトが目の前で、変身している。
ものすごい速さで、骨格から筋肉から、変わっている。髪色も、全てが神々しい美しさから、平均的なブルガリア人らしい容貌に変化した。
「びっくりした?」
亜美は、母が子どもの頃見たテレビのCMで、「そんなっ!声まで変わって!」というセリフものがあると、聞いたことがあるな。と、驚き、混乱した頭の中で、そんなことを考えていた。
「声まで違う!」と、思わず声を出していた。