七話
早めの更新
、、、(ドヤァ)
会社に入り、会議室の扉を開けると、もう、かなりの人数が集まっていた。
「お、この前大活躍したヒロくんじゃーん、彼女も連れてくるとかいいご身分だねー」
早速話しかけてきたチャラ男はシンゴだ。
シンゴもアオイ同様、ヒロとは昔から仲が良い。
「はぁ、人のことみるなり突っかかってくんじゃねーよ、、、あと俺とアオイは別に付き合ってねーよ」
「周りじゃ結構噂になってるぜ?お前とアオイの関係。」
「どうせ噂広めてんのお前だろーが」
「、、、。あ、そうだ、お前の学校にさぁ、何か可愛い娘いる?」
言葉とは裏腹に、結構真面目な顔できいてくる。
「あ?知らねーよ、てかお前一応彼女いんだろ?」
シンゴは昔から相当女子にモテて、今までも結構な数の彼女がいた。
「いいじゃんかよ、別に、減るもんじゃねーし。」
「じゃあ今の彼女とわかれたら考えてやるよ。あんまり浮気すんじゃねーぞ?」
「へいへい、」
「えー、何々?何の話ししてんの?」
話を聞きつけたアオイが話に入ってくる。
「んー?あー、いや、アオイは可愛いなって話ー」
シンゴはめんどくさそうに言った。
「えー?だめだよーシンゴ君彼女いるんでしょ?」
少し照れながらアオイが言う。
「まあな、でもヒロに今と同じ言葉言われてたらどんな反応だったんだろーな」
急なシンゴの言葉にアオイは顔を赤くする。
「やめてよーヒロ君近くにいるんだから、、、」
「でも、あいつのこと好きなんなら早めに告った方がいいぜ?どうせあいつこの前の件で学校でモテまくってるだろうしな」
「そ、そうかな、、、」
「まあスペックじゃあお前は他の女子には引けを取らないからなんとかなんだろ」
からかう様にシンゴは言う。
「もう、最後の言葉でだいなしだよ!」
そこで、会議室のアナウンスが鳴る。
『会議が始まりますのでご着席下さい』
「お、始まるみたいだな、じゃあまた後で」
シンゴがそう言って去っていく。
「なんの話ししてたんだ?」
アオイが席に着くと座っていたヒロから声がかかる。
「?、、、別になんでもないよ」
「、、、ならいいんだが」
「全く、鈍感すぎでしょ、、、」
アオイが小さな声で言った。
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