五話
投稿遅くなってしまいました、
「、、、あの、、、この前の特殊犯罪者を倒していた時、、、とてもカッコ良かったです!良かったらこの手紙、、、読んで下さい!!」
そう言って高校のある女子高校生がヒロトに手紙を差し出してくる。
「、、、あ、ああ、ありがとう、、、」
そう言ってヒロトは手渡された手紙を受け取る。
「返事は、、、できれば明日ぐらいに、、、」
「いや、いい。すまないが、あなたと付き合うことはできない」
ヒロトは女が言い終わる前に答える。
「え、、、何で、、、他に彼女がいるとか、、、?」
「いや、そういうわけじゃ無いんだが、、、今はそういうことをする気は無いんだ、すまない」
「ッッ」
女は泣きながら走り去ってゆく。
「いいの?何気に可愛かったじゃん」
いつの間にかいたアキが話しかけてくる。
「チッ聞いてたのかよ」
「いいじゃん別に、それより何で断ったの?まさか、、、あのアオイって人と付き合ってるとか、、、」
「んなわけねーだろ。あいつとはただの腐れ縁だよ」
「そっか、、、良かった」
アキは小さな声でつぶやく。
「そんなことより、授業始まるぞ、早く行こうぜ」
話を切り上げ、教室へと向かう。ヒロトたちの通う学校は授業開始時間が遅く、比較的余裕を持って登校することが出来る。
授業中に、ヒロトのケータイに電話がかかってきた。
「え、ヒロト!?何であんたケータイ何て持って来てるの!?」
アキが驚いて聞く。ヒロトたちの通う学校は校則が厳しく、ケータイは持ち込み禁止となっている。気づけばクラス中の視線を浴びていた。
「あぁ、俺は持って来ていいことになってんだよ、ほら、特殊捜査員だからな、、、」
「さっきの子みたいにまた告白でもされた?」
「おいバカ、声がでけえよ!」
ヒロトは少し焦る。
「いいじゃん、あんた気付いてないと思うけどあの事件以来結構モテてんだよ!?ファンクラブもあるらしいし」
「はぁ?、、、マジかよ、、、」
「まあ仕方ないよね、今まで全くモテてなかったあんたがいきなり学校のヒーローだもんねー」
アキは皮肉っぽく言う。
「はぁ、めんどくさぇ、、、ごめん、先生、早退しまーす」
「は!?おい木村!まて!」
教師の言葉を無視し、学校を後にする。
次回も日常(?)です。