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09 王城侵入


 買い物から何事も無く戻って来たのは良いが、この宿に入った途端に最悪の気分になるのは、俺が猫だからだろうか。

 何といっても、臭いが最悪だ。汚れたオヤジが千人くらい詰め合わせたような臭さだ。

 まるで、通勤時間の中央線か、若しくは千代田線の大手町ホームを思わせる臭さだ。

 知らない人は一度体験する事をお勧めする。まあ、朝の中央線は別の意味で逝けるけどな。


 というか、こんな所で人身事故で電車が止まるとか、鮨詰すしづめめ状態で死ねるとか話しても仕方ない。だって、俺は既に異世界へと羽ばたいているのだから。

 まあ、猫だから羽ばたきはしないが、のんびり昼寝をする事くらいは出来るだろう。なんて考えたのが甘かったようだ......


 いやいや、そんな話も如何でも良い。


 全員が部屋に入って一息ついた処で、ミルラエラに抱っこされている俺が話を切り出す。つもりだったのだが、何故かマルラの冷たい言葉からスタートした。


「師匠って、その娘が来てからというもの、いつもの彼女に抱かれてますよね」


 その眼差しは、鋭い凶器となって俺に向けられている。恐らく返答しだいでは、バッサリとるつもりだろう。

 そんなマルラの視線から逃げ出すように、俺はミルラエラの懐から飛び出し、床に腰を下ろす。


「私の言及の所為で、無理をする必要は無いですよ。それに渋々なのが顔に出てますよ」


 彼女は俺の行動を見てそう言うが、その双眸そうぼうは唯では済まさぬと語っている。


 というか、猫の表情なんて読めないだろう?


 俺は体裁を取り繕うために、毛玉を吐き出す振りをしてみる。

 すると、今度はレストがツッコミを入れてきた。


「おかしいのです。ミユキは毛づくろいしないのです。顔も洗わないのです。毛玉なんて喉に詰まる筈がないのです」


 そんなレストのツッコミに、エルカが的確な回答を返してきた。


「だって、お姉ちゃんが毎日のように手入れしているし、ご飯もたべないもん」


 こいつ等って、俺を落として喜んでいるのだろう。

 くそっ、こいつらの相手をしていると話が進まないんだ。スルーだ、スルー。


 俺は気を取り直して、周囲を見ないようにしながら話し始めた。


「ミルラエラ、そろそろ本当の事を話して貰えないかニャ。君が神器を盗み出そうとしたのは解ってるんだニャ」


 流石に、二度目になるとそれほど驚く事は無かったが、彼女は黙ったまま青く透き通る綺麗な瞳で俺を見詰めている。

 俺は溜息の代わりに、鼻を鳴らしてから再び問い掛ける。


「俺達は、ここの王様とは何の関係も無いし、君を役人に引き渡すつもりも無いニャ。それに、怪我を治して、服を与えて、食事を与えて、礼の一つくらいあっても良いと思うニャ」


 そう言うと、彼女はハッとする。流石に自分が礼を欠いていた事に気付いたのだろう。だが、礼は他の処から遣ってきた。


「猫! ごっちゃん!」


 いつの間にか入れ替わったガストが礼を言ってくる。てか、なんで「ごっちゃん」やねん。お前は相撲取りか!


 しかし、俺がツッコミを入れる前に速攻で引篭もった。


 くそっ! また、取り逃がしちまった。


「どうやら、ガストさんも感謝しているようなのです」


「にゃ~!」


 返す言葉がないので、取り敢えず鳴き声だけで済ませる。猫って、こういう時は便利だよな。


「師匠って、本当に都合のよい猫ですよね。胸が好きですし。このスケベ猫」


「お姉ちゃん。違うよ。猫ちゃんは、だまし猫だよ」


「いえ、ミユキは金の成る猫なのです。だからまねき猫なのです」


 酷い言われようだ。これでも、全員の命の恩人なんだが......というか、この世界にも招き猫ってあるのか?

 まあいい。それよりも、この恩知らず共にガツンと言って遣るのだ。


「お前等ニャ、感謝の気持ちは無いのかニャ。俺が一生懸命に助けたのにニャ」


 流石に、この言葉は効いたのか全員が押し黙った。でも、反省した振りをしているだけなのだろう...... だって、顔がニヤけているし。


 まあいい。こいつらの相手をしていたら陽が暮れてしまう。


 そう思って、ミルラエラへと振り返ると、またまた彼女から抱き締められる事になった。

 それを見たマルラが一瞬目を吊り上げたが、ミルラエラの双眸から滂沱ぼうだの涙が流れているのを見て、悲しそうな表情へと変化する。

 ミルラエラは俺を抱き締めると、嗚咽を漏らしながら感謝の言葉を漏らした。


「......あり、ありが......うう。本当に......ありがとうなの」


 この後は、それほど揉める事もなく、ミルラエラもすんなりと事情を話してくれた。


 彼女から一通りの話を聞いたのだが、これがまた酷い話だった。

 この国の王様は近々他国への侵略を計画していたらしく、そこで神器を使用する腹積もりなのだ。しかし、実際に神器を使ってみたところ、誰が手にしてもウンともスンとも言わなかったらしい。そこで、御触れを出したとのことだ。そう、使える者を探そうとしたのだ。

 それは、王族から始まり各貴族にまで及び、偶々それに該当したのがミルラエラだったらしい。

 それを知った王様は、ミルラエラと両親を王宮に呼び出して神器の使用を試したのだが、彼女は見事に使い熟してしまったのだ。そう、使えなければ問題なかった筈なのに......結局、これが最悪な事態の呼び水となってしまったのだ。


 王様はミルラエラの出兵を命じたのだが、抑々が侵略戦争の反対派だった両親が、彼女の出兵を拒否したのだ。そして、両親は彼女を連れて何とか領地へと逃げ戻ったのだが、謀反むほんの罪で断罪される事となったのだ。しかし、それを見越していた彼女の両親は、ミルラエラに必要な物を持たせて逃がしたらしく、彼女だけが助かったという話だった。

 そんな彼女は、両親の想いを継ぐために神器を盗み出そうと考えたらしい。

 彼女曰く、神器さえ使えなければ、侵略を実行できないだろうという。

 まあ、本当にそうなるかは解らないが、俺達の目的も神器の奪取だっしゅであることを考えると、手を組むのもやぶさかではない。


「話は分かったニャ。正直に言うと、俺達の狙いも神器ニャ。だから、今回は助けることにするニャ」


 そう言うと、ミルラエラに釣られて涙を零していた三人の少女も安堵あんどしたようだ。


 さて、これでミルラエラの件は片付いたのだが、どうやって盗み出すかだな。

 正直いって俺一匹が乗り込んで、こっそりと盗んでくるのが一番良い方法であるような気がする。故に、その案をそのまま口にしたのだが、ミルラエラから却下される事となった。


「駄目なの。私が居ないと神器の保管場所も分からないの」


 確かにその通りだ。俺は神器の在処どころか、神器が何かであるのかすら知らないのだ。


「じゃ、ミルラエラと俺が行くニャ」


 そう言うと、何故かマルラが拒否の姿勢を見せた。


「師匠とミララだけなんて、ダメです。絶対にダメですからね」


 彼女はかなり興奮しているようだったが、何が気に入らなくて興奮しているのだろうか。でも、マルラは頑として譲る気が無いようだ。


 因みに、ミルラエラの名前は呼び難いので、愛称のミララと呼ぶことになっている。

 その後も色々と説得はして見たものの、結局、全員で王城へと忍び込む事となってしまったのだった。







 それは、巨大というに相応しい城だった。

 豚伯爵の屋敷を見た時も、屋敷と言うより城と表現するのに値する建物だったが、流石に、これと比べると掘っ立て小屋だと思える。

 外周には高い城壁が立てられ、その外側にはほりまで設けられている。

 その真ん中に、ドカンと建てられているのが、西洋式の堅牢そうなお城だ。

 恐らく、落成らくせいまでには、かなりの年月を要したことだろう。

 まあ、これからこの城に不法侵入する俺に取って、築城の大変さはあまり関係の無い話だな。

 そんな如何でもよい思考を欠伸の一つで追いやり、作戦開始の合図を送る事にする。


「さて、予定通りに堂々と入る事にするニャ」


 といっても、全く合図になっていないが......

 有りのままを四人の少女に告げ、彼女達が頷くのを確認すると、俺は散歩の如く、そそくさと歩き始める。


 門番の人数や配置、その他諸々については、事前に調査済みである。ただ、その情報を得るために、衛兵と深夜の鬼ごっこをさせられた俺の苦労も察して欲しいのだ。

 しかしながら、優しくねぎらってくれたのはミララだけだった。いや、恐らく、マルラもその気があったのだと思うが、ミララに先を越されて、俺に冷たい視線を浴びせる事を選択したようだった。


 そんな事を思い出しつつ、俺は門前の橋を悠々(ゆうゆう)と渡り、昨夜と同様に衛兵前で座り込む。更には衛兵を揶揄からかうように、その場で寝っ転がる。


「くそっ、また猫が来やがった。てか、あの態度......ムカつくぞ!」


 二人の衛兵のうち、背の高い方が俺を見て悪態を吐く。だが、もう一人の背の低い方は、なかなか見所がある者のようだ。


「そう言うなよ。もしかしたら使徒様かもしれんぞ! ハハハハ!」


 そう、まさにその使徒様なんだよ! ハハハハ!


 まあ、使徒か如何かは知らんが、神の使いである事には間違いない。だが、敢えて教える気も無いので、寝っ転がった姿勢から作戦を開始する事にした。


「にゃ~~ん、にゃ~~ん、にゃ~んにゃ~~~」


 俺の魔法が炸裂すると、二人の衛兵は宙に視線を向けたまま、人形の様に立っているだけの存在と化した。

 それを確認して、これまでの態度が嘘であるかのように、素早く四足で立ち上がる。

 どうやら、後方で待機していた四人の少女も、俺が立ち上がった事で気付いたようだ。そそくさと遣って来た。


 それにしても、怪しい四人組だ。その恰好は上から下まで真っ黒け。夜の侵入だから黒装束なのは解るが、怪しさ百万倍だな。

 マルラなんて、俺にまで黒装束を着させようとする始末だし、こいつ等に緊張感という言葉を教えて遣りたい。


「こっちなの」


 ダメ出しの最中に、ミララが行く手を示してくれた。

 そうそう、こんな処でグズグズしている暇はないのだ。

 俺と怪しい四人の少女は、足を音を殺しながら城内に侵入する。


 目的の物は、宝物庫にあるというミララの説明で、俺達は迷うことなく宝物庫へと向かったのだが、如何にも気になる事がある。


「ミララ、どうやって宝物庫に入ったんだ?」


 先頭を歩いていたミララが、俺の台詞に驚いた様を見せた。だが、次の瞬間には申し訳なさそうな表情となって答えてきた。


「宝物庫に入る前に見付かったの」


 なに~~~! じゃ、どうやって宝物庫を開けるんだ?


 驚きの所為で思わず足を止めてしまった俺に向けてレストが宣言した。


「私に良い案があるのです」


 うるさい! お前の案は却下だ! どうせガストを呼び出して爆破するんだろ!


 そんな俺の思いをマルラが代弁する。


「爆裂でドカンは無しですよ?」


「......」


 やはりか、やはり遣るつもりだったのか! このバカちん!


「まあ、いいニャ。ここで足を止めていても仕方ないニャ。兎に角、目的の場所へ行くニャ」


「足を止めたのは、猫ちゃんだけどね」


 ぐっ、このツッコミ少女を何とかしてくれ!


 俺はそんな思いでマルラに視線を向けるが、彼女はあらぬ方法を見ている。どうやら育児放棄したようだ。


「ニャ~」


 仕方がないので、一鳴きしてから先を急ぐことにした。


 それから暫く粛々と脚を進めたのだが、その工程で不安が募ってくる。その気持ちを押し止める事が出来ずに、再びミララに問い掛ける。


「警備の衛兵って、こんなに少ないのか?」


 そう、あまりにも順調なのだ。いや、何も無さ過ぎるのだ。

 これは幾らなんでも異常だ。というのも、数日前に泥棒騒動があったばかりなのに、警備が緩い筈がない。


「前回は、もう少し居たの」


 どうやら、ミララも同様の不安を抱えていたようだ。

 そんな俺とミララに向けて、レストが意見を述べてくる。


「泥棒が死んだと思ってるんじゃないですか?」


 確かに、今は亡き衛兵達の会話では、そんな風に考えていたようだったが、ここの王様達はそんなに甘い連中なのだろうか。

 しかし、警備の緩さに疑念を持ちつつも、俺達は難なく宝物庫の前まで辿り着くのだった。







 宝物庫の扉は立派なものだった。というか、扉をこれだけ豪華にする必要があるのだろうかという疑念に駆られる程の代物だ。中に置かれている物が高価だというのは解るが、宝物庫の扉を豪華にすることに何のメリットも感じない。

 そんな事よりも、何故、宝物庫の入口に衛兵が居ないのだ? 扉の豪華さもだが、そちらの方が気になる。だが、そんな事などお構いなしの者も居る。


「誰も居なくてラッキーなのです」


 その台詞を発したのは、言わずと知れたレストなのだが、そんな彼女を見遣るエルカがボソリと呟く。


「処置無し」


 このエルカという娘は本当にマセている。というか、とても賢いのだ。よく言われる下の子ほど要領が良いという奴か。

 まあいい。それは置いておくとしよう。


 そんな事よりも宝物庫だ。色々と確認してみたが、物理的な鍵穴が見当たらない。

 となると、きっと魔法か何かで封印がされている筈だ。


 俺は四人の少女を放置して、扉へと近付き前足で触れる。


『解析ニャ』


 トアラから教えて貰った解析魔法を行使してみると、やはり何重もの施錠魔法せじょうまほうが掛かっていた。

 ゴソゴソと遣っている俺を不審に思いながら眺める少女達を余所に、俺は再び魔法を行使する。


『解錠ニャ』


 神に鍛えられた猫に取って、この世の中に解除できない封印は、神が施したものだけだ。と、自慢げに決めてみる。


「開いたニャ」


「すご~~~~いのです」


「流石は師匠です」


「ミーシャ。泥棒になれるの」


「騙し猫改め、泥棒猫」


 単純に褒めてくれたレストとマルラは良いとして、俺を泥棒扱いするミララとエルカに関しては、再教育の必要がありそうだ。


 こうして俺達は無事に宝物庫の中へと入り込んだのだが、中の様相に圧倒される。

 何故なら、宝物庫の中は宝の山だったからだ。

 まあ、それは当たり前なのだが、その量が桁違いなのだ。


 宝物庫の中は、凡そ五百人を収容して披露宴を行えるくらいの広さで、そこへ所狭しと財宝が無造作に置かれている。

 きっと、この財宝の一覧を作れと言われたら、一生を捧げる作業となるだろう。

 そんな俺の驚きを余所に、いつの間にか登場したガストが命じてくる。


「猫、収穫時だ。さっさと収めてしまえ」


 いやいや、今回の目的は違うからな。と言いつつも、手頃な物を亜空間収納に収めて行く。チラリと横目で確認すると、マルラが目の色を変えて亜空間収納し始めているし、レストもポケットに宝石などを詰め込んでいる。


 う~む。こいつ等って、今回の目的を覚えているのかな?


 そう思いながらも、俺は魔法アイテムなどを収納しつつ、ミララに問い掛ける。


「神器は何処にあるニャ?」


 そう聞かれたミララは、沈んだ顔で首を横に振る。


「分からないの。宝物庫の中にあるとしか......」


 ミララはそう言うのだが、抑々宝物庫にあるなんて、どうやって知ったのだろうか。


「宝物庫の情報は、何処から得たニャ?」


 疑う訳では無いが、不思議に思った俺がミララに尋ねると、おずおずと返答してくる。


「前回、侵入した時に、衛兵たちが噂していたのを聞き付けたの。神器は宝物庫に戻されたと......」


 というか、今更ながらだが、前回はどうやって潜り込んで、どうやって逃げ延びたのかも聞いてなかったな。


「ここなら、暫く時間は稼げるニャ。少し教えて欲しい事があるニャ」


 結局、俺は率直に尋ねる事にしてみたのだが、彼女からは想像もしていなかった返答があった。

 なんと、彼女は透明化の魔道アイテムと時間停止の魔法アイテムを持っているらしい。

 更に、氷の攻撃魔法が使えるとの事だった。

 ただ、残念な事に、透明化は装着者限定であり、時間停止は一回の最大停止時間が六十秒で、一日三回までしか使えないとの事だった。でも、それだけあれば、一人で侵入する事も可能だろうな。


 そんな感じで、残りの三人を放置して、ミララの力について説明して貰っていたのだが、エルカがトテトテとこちらへやって来た。


「猫ちゃん、あっちに別の扉があったよ」


 お宝に目の色を変えた姉達に、白い視線を向けながらエルカが有益な報告をしてくれた。

 もしかしたら、神器はそっちの部屋に保管されているのかも知れない。確かに、神器をこの宝の山の中に放置するとも思えない。そうなると、神器がそこにあると考えるのが妥当だろう。

 そう結論付け、エルカに案内して貰おうと思った処で、マルラとレストが戻って来た。

 そんな二人のポケットは、これでもか! というくらいパンパンに膨れている。レストは解るとして、マルカのポケットが膨れているという事は、亜空間収納も満杯なんだろう。


 もう、俺達って完全に泥棒家業だよね......


 そんなボヤキを心中に押し止めながら、先導するエルカに付いて行く。そして、彼女が見たという扉を見た時に確信した。ここに神器があると。何故ならば、俺の左前足に取り付けられたトアラの腕輪が、突如として輝き出したからだ。


 俺はその事に喜び勇んで扉の封印を解錠し、少女達に扉を開けさせた。だが、俺達を待っていたのは、神器だけではなかった。


「ようこそ、泥棒諸君! 待ちかねたぜ。さて、俺が死の世界へ送ってやるよ。安らかな死なんて与えて遣らないけどな。あはははははは」


 そう、そこには、狂犬ドーズと呼ばれる男が、五十人くらいの衛兵と共に座り込んでいたのだった。


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