最果ての島
私とキムジイは(キムジイは)黒服を倒し、自分達のヘリにむかった。
「キムジイ、怪盗を追いかけるのよ!」
「かしこまりました、お嬢様」
「まって」
どこかで、聞き覚えのある声だった。
「マキ!」
そこにいたのは、マキだった。
「マキ!無事だったの?」
「さすが、マキさん。無事だということを確信してましたよ」
「私ものせて」
「ええ、もちろんよ、のって」
そして、私たちは出発した。
向こうのヘリはこちらのヘリを打ち落とそうと
銃やらなんやらで攻撃してくる。
「いってきます」
そう言って、マキはヘリの外へとでた。
マキは常備していた小刀を使って、弾丸をすべて跳ね返した。
そんなことを続けていると、
向こうのヘリはどこかの島の施設に降りた。
キムジイもついていこうとした。
ドガーーーン!
しかし。それは、無理だった。
何かが飛んできて、ヘリは、島の森に落ちた。
「イテテテ」
「お嬢様、大丈夫ですか?」
「えぇ、私は、大丈夫よ。マキは?」
「大丈夫」
「キムジイ、ここ、どこよ」
「私も今、GPSを使って、確認しましたがここは、地図にはない縞のようです」
「地図にない?どーゆーことよ?」
「つまり、この島は未発見の島のようです」
「じゃ、この島は怪盗がみつけたってことね」
「そうかもしれませんね」
「とりあえず、ヘリが、降りていった向こうの方に、いくわよ!」
「かしこまりました」
一歩歩こうとしたそのときだった。
矢が飛んできた。
幸い、その矢はマキが掴んで止めてくれた。
「ありがとう」
「気にしないで。私は、ここにある罠をすべて把握した。私はどんな罠にも対応できる」
その後、いろんな罠にかかったがすべて、マキの、おかけで無事だ。
歩いていくと、廃れた工場が見えた。
「みて!さっきのヘリ!」
「ここに、安倍川総理がいらっしゃるのですね」
「いくわよ!キムジイ!」
「かしこまりました」
「ここにはいるのですか?」
どこかで聞いた声だ。
「怪盗!でてきなさい!」
「いるよ、」
気づくと目の前に怪盗がいた。
「出てきたわね、覚悟しなさい!」
「まぁ、そんなに慌てず、お嬢さん。私を倒したらここがどこなのかわからないあなたは帰れなくなるでしょう?」
「そんなの、私たちの人工衛星使えば場所くらいすぐわかるんだから」
「それはもう、私たちが破壊しました」
「うそはよくないわよ。さっき、 GPS使えたんだから。キムジイ、確認してちょうだい」
「お嬢様、はったりでもなんでもありませんぞ」
「え?」
「やつは、確かに人工衛星を破壊しました。 GPSに反応がありません…」
「そんな…いつのまに…」
「そんなに、慌てないでください。代わりに私が説明してあげます。この島は『最果ての島』と呼ばれています。この島の地下にはかつてある軍隊が秘密に兵器を作っていた。しかし、その兵器によって、彼らは自滅をします。そこを私のアトリエにしました。最果てというのは彼らの最終防御ラインであったことを意味してるそうですよ」
「そんなの、どうでもいいわ。はやく、輝間を返しなさい!」
「私に勝てたらね??」
怪盗から弾丸が大量に飛んできた。
総理大臣から兵器のことは聞いていたから、驚かなかった。
しかし、怪盗の姿を見たときに驚いた。
その弾丸たちは怪盗の指から放たれたものであった。