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街賊悪漢 新闘乱運命  作者: 火村虎太郎
新天下一武盗会。東京のアウトロー達
35/82

栄光の・・

その・・なんつうかよ・・それだよそれ・・えいなんちゃらって言うさ・・


「じゃあ、栄光の関原の案で行くか?」赤羽

「う~~ん・・栄光の関原のかぁ・・」明智

「いくら栄光の俺の案だからって信用はするなよ」関原


それそれそれ~っ栄光の俺ぇ~


「・・・まだ?その栄光ごっこが終わるの」片瀬


大体いつ作った?その『栄光の関原』って、

選挙中の政治家のタスキみたいなの首からぶら下げやがって

よっぽど気に入ってんな・・


まあその栄光の関原が考えた案ってのは・・


「ぶっ刺してみようや。素手じゃ勝てないぞ」関原

「明智がまだノーカードだしな」赤羽

「本当微妙な判定になるな・・」明智


カード出るか、出ないかのだって?

一発レッドだよ・・そんなの。


ちなみに現在、赤羽と関原がイエローカード一枚ずつだから、

確かに明智にカードギリギリの攻撃をさせてもいいかも。


「柴参謀長の意見は?」片瀬

「うむ・・」柴


「・・・今日明智君の新時代がキレっキレだから・・」柴


何とかみんなでガードの固くなった上滝さんまでたどり着いて・・


「明智君の新時代の言葉で撃ち落す」柴


ほほう・・確かに殴り合いにこだわる必要もないし。

でも、撃ち落せるほどの言葉って難しいんじゃ?


「・・・アンタの負けだ・・・俺がここにたどりついた時点で・・」明智

「う~~ん・・弱いなぁ・・」片瀬


そうなんだよね。何となく言いたい事とやりたい事は分かるんだけど

それで校長が撃ち落しを認定してくれるかどうか・・


「言わされると、置きにいっちゃうんだよな」明智

「そうなんだよな。セリフを先に作ると駄目なんだよな・・」赤羽


そうなの?


「う~ん・・・ちょっと聞いてくるわ新時代に」赤羽

「そうだな。あいつなら、もっといい言葉持ってるかも。」関原

「ああ・・あいつか。しょうがねぇな今回は力借りるか・・」明智


何か新時代が得意な人が居るから聞いてくるって・・


「すいませーーーんっ岩永さーーん」赤羽

「ちょっと、いいっすか?」明智


「どわっ!そ・・それなしだろ!?」片瀬

「ふむ・・新時代だ」柴


それ、関東最大の暴力団の組長で東京のドンだぞ・・

馴れ馴れしすぎるだろ・・死んだぞお前等・・


「ん?なんっすか?」岩永


・・・・格っ・・・

昨日赤羽や私にアドバイスしてくれてた大物と悲愴感は幻でしたか?

私涙したんですけど・・



言葉だけで上滝君を撃ち落す飛び切りの奴ってありますかって?


「そうだなぁ・・」岩永


上滝君にたどりついて、少し悲しげな目で見て・・


「・・・もうくすんじまった後か・・

 追いつこうとして・・いつの間にか追い越しちまってたよ・・」岩永


「うおっ!いきなり勝利宣言!」明智

「完全に、俺、お前より上だぞ・・ヤラなくても分かってる・・的な!」赤羽

「・・でも、もしそれで何をぉおお!ってなったら?」関原


そりゃそうなるだろ。完全に追い越してないし・・


んで向こうが殴りかかって来たら・・


「打てよ・・どこまでも・・お前の悲しみがすべて沈んじまう前に・・」岩永


「すげえ!相手の事すべて分かってる感じで、すべて受け止めてる!」明智

「完全に勝ちだなヤラれてるのに」赤羽

「確かに先輩が嫉妬で後輩殴れば・・・」関原


「カラン♪」


「えっ!?」


リーチ認定の鐘の音!校長がニヤリと笑い鐘を鳴らす。


「・・・・どれで鳴った?打てよ・・・のセリフ?」明智

「いや・・きっと・・合わせ技・・」赤羽


「・・・後輩の新時代のセリフで、先輩が嫉妬して後輩を殴る・・・」関原


「カランっ♪」


これだぁああ!


見つけたぞ殴られて勝つ方法を。

確かに上滝さんが嫉妬なんかすればカリスマも地に落ちるぞ。

だが、これくらいの言葉で、何をぉおおおお!・・・ってなるかな?


「う~~~ん明智のその場で出る新時代の言葉に賭けるか・・」赤羽


俺も新時代の人間だからよく分かるんだけど、

やっぱその時その時の流れとか空気で咄嗟に出るのが結構いいんだよね。


だけど俺達は忘れていたんだ定石を。

鐘が鳴れば、暇を持て余したアウトロー達が阻止しに来る事を・・



「ボンバヘっ!」

「ブギーバックっ!」

「DAYONEっ!」

「オラの村には電気がねぇっ!」はるか


・・・何か古臭いヒップホップの方が来たよ・・・

片言のテルに続き、これもまったく意味分からない。


「誰だぁ?鐘ならしたのYO!?」はるか

「い・・いや・・」赤羽

「お・・お・・俺達じゃないメ~ン」明智

「そ・・そ・・そうだメ~ン」関原


ひゅひゅひゅっ、ひゅっひゅひゅ~、ひゅっひゅっひゅ~~♪・・・


・・ってなんだ?そのわざとらしい口笛は・・

いやっ!よく聞けば・・


(濡れたまんまでいっちゃてぇ~♪だ・・・完全に喧嘩売ってる・・)片瀬


俺達のが新時代だ・・

お前等の時代には負けねぇんだメーン・・


「ディスってんのか!?このシャバ僧がぁあああんっ?」はるか


あらっ?今風のテル?それはそれで超新時代・・でも・・


「くっ・・先輩 (はるか)っヤルんなら私と!」片瀬


ここでこの作戦を潰されてたまるかっ

明智を上滝さんまでたどり着かせて、新時代の言葉で嫉妬させ殴らせるんだ。


明智は人をバカにさせたら天下一品だ。絶対にこれでいけるはず。


だから・・


「ガッ!」

「なっ、離してよっ」はるか


離すかぁ!タイマンだあ!


「みんな行ってぇ!明智ぃ上滝さんまで辿たどりつけぇ!」片瀬

「よしっ攻撃の第二波を開始する」柴

「おうっお前の事は忘れないからなぁ」赤羽

「片瀬ぇえええ片瀬ぇええええええ・・・んじゃあヨロピク~」明智

「見たいけどな。はるかさんと片瀬のタイマン・・エロ有りそうで」関原


・・・ないよ。

でも大丈夫私は負けないっ。


そして走り行くみんなを見送れば・・


「うわあああん。ちょっと擦れたぁ痛かったぁうわああん」はるか

「えっ?えっ?」片瀬


ちょっと擦れただけじゃん。大げさだな・・


「ねーちゃん、うちの女房泣かせやがって、何してくれてんだ?」岩永

「この極悪ねーちゃんが!事の重大さ分かってんのか?」ヤクザ

「おめえ、チワワ捕まえてぶん回すか?やってる事はそれと一緒だぞ。」ヤクザ

「親分の奥さんだぞっ。この東京で守るべき人の最重要人物だぞ」ヤクザ

「姐さんに手~出しやがって!手前の地元ごとぶち壊すぞこら!」ヤクザ

「おめえの地元のヤクザ呼べやっ組ごと破門にしてやるから!」ヤクザ

「極道舐めてんのか?ああ!」ヤクザ


・・・泣いていいの?私。

全力で潰しにきたよ・・・大人が。


てか泣くよ。

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