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街賊悪漢 新闘乱運命  作者: 火村虎太郎
神高の不良達。
19/82

神高(爆撃)のシノギ

神高(爆撃)の収入といえば、

最近始めた秋葉原での用心棒代と・・


「わざわざ遠い所まですみません・・あれなんですが・・」役所の男

「なるほど・・」次郎


そこには・・


「バーカ、おめえ何言ってんだよ」

「ぎゃはは知らねぇよ」

「たり~な・・喧嘩か窃盗でも行くかぁ?」


バイク数台の周りにたむろする悪ガキ共。


(うわっ!完全に地元の不良っ・・って不良。)神高生

(うわぁ・・イジメられてきたぁ・・あんなのに・・)神高生


「ここ、区の公園でして・・苦情もすごくて・・」役所の男

「文句言えば何されるか恐くて恐くて・・」地域住民


「ええ・・では」次郎


少々この次郎が役所の人間と打ち合わせをして戻ってきて・・


「じ・・次郎ちゃん・・相手のランクは?」神高生


神高の生徒達は不良の質がよく分からないので簡単にランク付けしてもらっている。

どれもこれも皆から見れば恐い不良だ。

だからその辺の不良と巻クラスでも区別が付かず、どっちがヤバイかも分からない。


「高校に行ってない連中、プラス数名高校生・・Dランクだな」次郎

「D・・D・・っと」神高生が資料を取り出し・・


次郎が作った簡単な不良のランク表だ。


==========================


SSS=巻 

S =中根(元・東爆)リオ(秋高3)コバヤ(六喧)大輝(六喧)

A =零夜(殺戮)赤羽(ビーチ(秋高1))他にも秋高の銘柄級

B =秋高のカス生徒

C =六本木や渋谷の不良達。チーム、暴走族に属してる者達。

D =地元じゃあそこそこな不良達。

E =有名でない不良。高校生の不良など。


===========================


そして説明書きには・・


「Dランクも、ほぼハッタリで乗り切れる・・」

「もしくは、頭を一気に潰す・・」


「まあ・・俺が行くから、援護よろしく・・」次郎


簡単だ。次郎が居れば。


まずは・・


「神高だぁコノヤロウ!」神高生

「お前等かぁ!最近この辺で粋がってるのは!」神高生


「うわっうわっ」

「何?何?神高?」

「ちっ・・なんだよ・・ここは俺等の地元で神高には関係ねぇだろ・・」


(なるほど・・こいつが頭ね・・)次郎


メンツがあるから頭は引き下がれない。


「何が神高だ!こっちは先輩が爆撃なんだぞ」


(くく・・勝った。)神高生

(くく・・バック出すってのはガチで喧嘩したくないって事・・)神高生

(そしてバック出す奴はそれ以上のバックをこっちが出せば・・)神高生


「・・・俺ぁ、湯島やらせてもらってる神高の次郎だが・・」次郎


「うおっ!湯島爆撃の次郎さんでしたかっ」

「す・・すんませんでしたっ!次郎さんとは知らずにっ」


簡単だ。次郎ちゃんは、あの名門湯島爆撃を次いだ人物だ。

これはすげえ策略だ。

秋高の下には神高。そして上には湯島だ。すでに秋高を挟み込んでいる。


「自分等も爆撃系っちゃ系なんで、何かあったら駆け付けますんで」

「これからよろしくお願いします」


「おうっお前等、今度からここでたまるんじゃねえぞ」神高生

「今度から暇な時は秋葉原来いや。そっちの方がおめえらもいいだろ?」神高生


(・・・確かに・・ここより街だし・・)

(何かあっても神高がバックで、でかい顔も出来そうだな・・)



うまい手だ。


「じゃあ、これっ。約束の金額」役所の男

「ええ。しっかりと。」次郎


金も稼げて、本物の不良の子分も増える。

対、秋高。対爆撃戦争には、兵隊はいくら居てもいい。


次郎は湯島爆撃と言っても一人で・・


「次郎ちゃんは、新大乱戦時代(渋谷)に行くんだろ?」神高生


今時代は、単機なら渋谷へ(新大乱戦時代)

チームなら六本木へ(打倒六本木喧嘩歩兵連隊)

爆撃なら、爆撃潰し。(新爆撃戦争)


「う~ん・・・・」次郎


何を優先するべきだろうか?

何より駒が無い・・

王は俺だけ・・神高には飛車や角はおろか歩ばかり・・


この三つの戦争にさらにもう一つ・・


秋神戦争あきがみに完全に火が付くのが先か?」次郎

「秋高ぶっ叩けば、一気にすべての戦争の上位になれるしね」神高生


そりゃそうだ。どの戦争も秋高の生徒が絡んでる。

そりゃあ秋高潰すのが一番早い。・・出来ればの事だが。


だが難しい・・大きな抗争になれば不良指定されるし、

派閥同士の大きな抗争も禁止・・


「小競り合い重ねての持久戦だろ・・」次郎

「実際もう秋高の3年には神高の生徒ヤラれてるしね」

「恐ぇえよぅ秋高・・」

「何なんだよ、あのエリート高。全員街のトップ級だし・・」


「・・下手に動き出しても負けるから、流れにだ・・」次郎

「ああ。しっかり地盤固めて、勉強もして」

「ああ。まだまだアウトローの学ぶ事一杯あるしな」


(うん。・・だな。)次郎


この神高は抗争になるのは遅ければ遅いほどいい。

正直まだまだ伸びしろがある。というより今じゃとても戦力にならない。


「体も鍛えだしたよ俺」

「俺も。やっぱ殴り合いにもいつかなるしな」


(あんまり意味ないけどな・・)次郎


喧嘩を知ってての、鍛えればプラスだが、

知らぬままにただ鍛えたところで・・


(やっぱ喧嘩は実戦、経験の差は出る・・)次郎


それとやはり、古臭いかもしれないが、根性。それに勇気も必要だ。


神高はとにかく今はハッタリで凌いで地盤を固める事だ大事だ。


だけど、粋がりたくなる・・

もう不良の魅力に酔いだしているから・・



秋葉原では・・


「何見てんだっコノヤロウ!」テシ

「秋高かぁ!?やっちまうぞ!」神高生


「ああっ!?ちが・・・・いや・・秋高だよ!コノヤロウ!」


くくく・・


とりあえず名乗っとけ・・

どこでも秋高ってな・・


時には、神高ってな・・


「ぶははははは」零夜


(う・・何かやべえってのは感じる・・やっぱ逃げるべしっ)テシ

(恐ぇええよぅ・・何この人?ちょっと今までの不良と違うのかな?)神高生



これは俺にとってお受験だ・・

新時代で輝くには何もかも必要だ、勇・武・嘘・冷・魅・非・・


巻君は殺戮を継げとは言ったが・・


『俺の右腕のポストが空いている・・』・・と言った。


そう・・ここはまだ確定じゃない。


仲間割れって事はないけど・・

仲間とも競わせてくれてる。



巻のすべてを受け継ぐ者に・・。


ようは、東京中の不良を統率出来るほどの人物を待っている。


巻の右腕・・


次の東京の覇者を。

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