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街賊悪漢 新闘乱運命  作者: 火村虎太郎
神高の不良達。
16/82

誰にも見せれない神高の授業。

もし、街賊悪漢 新東京屑の方をまだ読んでない方が居られましたら、

先に読んでないと、この回は強力なネタバレになり、

後で街賊悪漢 新東京屑を読んでもおもしろくなくなりますので注意です。

「ガラっ・・」


ざわ・・


「ん?どうしました渡辺オーナー」担任

「いや、続けて・・。次の時間の授業は俺やるから」渡辺


最後なら、やはり一番熱い学年を見ていきたい・・


授業中に急に教室の中に入ってきた渡辺に少しだけざわつく生徒達。

渡辺は授業参観のように後ろの方でじっと授業を聞き始める。


「・・・では・・」


担任が授業を続け・・



「いいかぁ~『ちょっと』は、『ちっと』だ。これは昨日やったな。」担任


「ああ分かってるから、次の教えろよ」


毒づく生徒・・


「じゃあ、少年院ってのは・・・そうだな、テシっ」


担任が一人の生徒に答えを求める。本名が、勅使河原で、あだ名がテシだ。


「ああ?・・んなもん『ねんしょー』だろうが!」テシ

「そう。さすが勉強熱心なテシだな」担任


変わった授業だ・・

そして生徒達の悪行ぶり・・


煙草を吸いながらの者・・

机に足を上げて寝てる者・・

机にナイフで文字を刻んでる者・・


「これは、もし数や、先制攻撃ハッタリにも屈しない、

 本物の不良が現れた時に使うんだが・・

 そうだな・・テシっ実演してみろ」担任


「んだよ・・」テシ


やる気はなさそうなのだが、他の生徒も加わって・・


「止めとけって!お前次何かあったらネンショーなんだろ!」

「ちっ・・くそがっ。

 俺ぁ、くだらねぇ事でネンショー入ってる暇はねぇんだよ・・」テシ


「うん・・ちょっと弱いね・・そっち(そっちの使い方)か・・」担任



そっちでもいいけど・・


「じゃあ、本物にやってもらうか・・次郎っ」担任

「・・・ああ・・」次郎


本物?・・


少し他の生徒と打ち合わせして・・


「・・・・・ぶち殺してやる・・もう年少でも構わねぇよ・・」次郎

「やっ!止めっ!止めろ次郎ちゃんっ!キレんなって!」


「おおーー」


感心する生徒達。


「恐ぇな、やっぱ次郎ちゃんは」テシ

「間がいいよな・・」

「ああ。やっぱ本物の不良は恐さがあるな」

「ああ。次郎ちゃんは、あの新時代の幕を開けた主役だしな」


「うん。今のが出来たら、うまく戦闘を回避出来るね」担任


相手も、こいつはヤバいぞ・・キチガイなのか?

もうナイフでも出しそうだぞ・・この仲間もすっげぇ焦ってるし・・てな感じかな。


「・・・・・・・・・」渡辺オーナー


いいのだろうか・・こんなので・・


この変わった授業の意味はチャイムが鳴ればよく分かる・・



「キ~ンコ~~ンカ~~ンコ~~ン♪」


授業終了のチャイムが鳴れば・・



「ぶはぁっ・・疲れるなりよ不良になりきるのわぁ」テシ


「しょうがないでござるよ。やらなきゃヤラれるんだからさぁ」

「そうですぞっ努力は絶対報われるって」



・・・不良になりきった生徒達・・いや・・オタク達。


そう・・まったく逆だ。秋高のオタク科と。


(ふぁ・・とんでもねぇとこに来ちまったな・・)次郎


この次郎だけが唯一の不良・・本物の不良だ。

だから休憩時間は、まるでハブにされてるようだ。


みんなの会話は、聞いた事の無いワードだらけで・・


(何だよ・・愛勝って・・最後に勝つのか?愛が・・

 二個生?三つ目は生じゃないの?ちょっと炙ってるの?)次郎


「おおーすごいでおじゃる~」

「ねぇ次郎君も少し覚えてみなよ楽しいよ」


「ん?・・お、おお。よ~し・・」次郎


だが、この仲間達の笑顔が俺の熱すぎる熱を冷やしてくれてる。


(ここで良かったかな・・落とされたしな秋高・・)次郎

 

久しぶりの入学拒否だったらしい。試験は通ったのだが、面接でバッサリだ。


俺が・・


「元、巻一派って悪党でも、仲間でいいのか?」次郎

「何言ってるでおじゃるよ!」

「そうだよ。仲間であり、ここの絶対的リーダーだよ。」


そう・・巻一派だ・・


とはいっても・・


「・・俺達も次郎ちゃんの仕返し手伝うからさ」テシ

「うん・・残念だったね亡くなったの。・・すごい不良だったんでしょ?」


「ああ・・巻君はすげえ不良だった・・」次郎


圧倒的強さで、渋谷で鬼巻だなんて言われてさ・・

もうすぐ渋谷も制覇だなんて言われだした時だった・・



忘れもしない・・

絶対ぶち殺してやる・・


「何が「巻」だよっ!柊の野郎っ」次郎


巻の本名は、柊だ。


進藤と、岸谷(柊)は死んだらしいな。

ある意味助かったな・・あんなバケモノ居たら、もうとっくに殺されてるぞ俺・・


だがやっぱ柊(巻)は、ちょっともう次元の違うところに行ってるし、

敵わないのは分かってるから仕返しなんて到底無理だけど・・



出てきたらしいな・・俺と同時期くらいに・・



「何が殺戮の零夜だ!・・・裏切りクソ野郎が!」次郎




お前の裏切りから始まったんだ・・


クソみてぇな新時代が・・

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