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ぱらのいあ  作者: 楸由宇
第3章 ショートショートショート
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「アルバイト」

 木になって、3日経った。かなり暇だし、キツツキには閉口した。あと、散歩中の犬。足下が臭くなって仕方がない。

 アルバイト情報誌でそれを見つけたのが、4日前。

「立っているだけで、高収入」

 最初、それを見つけたときは喜んだものだった。早速、履歴書を買い込んで電話をして、その日の内に面接。

 でも、面接に言ったら開口一番、「あなたには華が足りないですね。もう少し華があれば、桜やライラックなんかも出来るんですが。」だって。色々と資料を見せられたけど、結局少し色が白いからって「あなたはシラカバですね。」

確かに、ポプラには背が足りないし、華が足りないから花が咲く木は無理だけど、一方的に決めつけられるのも何だかね。

 確かに割はいいけど、立っているだけってこんなに暇なものだとは思わなかった。これなら、こんな公園に立ってないで、観光地で松にでもなっていれば良かった。

 あと、4日何をしようかな。

(382文字)

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