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ぱらのいあ  作者: 楸由宇
第3章 ショートショートショート
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「交差点」

 交差点の角にぼうっと立っている男の人に声を掛けた。彼は恋人を待っていると答えた。でも待ち合わせの場所へ向かう途中、ここで車に撥ねられたのだと。

 彼に別れを告げ、交差点を渡る。

 交差点の角にぼうっと立っている女の人に声を掛けた。彼女は恋人を捜していると答えた。恋人の死んだ場所へ向かう途中、ここで車に撥ねられてのだと。

 後を振り返る。まだ、男はぼうっと立っている。

 二度と逢うことが出来ない彼らを想うと少し悲しくなった。

(205文字)

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