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張郃  作者: 涼風隼人


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12/16

第12回 張郃、白馬・延津の戦いに参戦する

 公孫瓚を滅ぼし、袁紹は河北を統一、北方の安定化に成功した。そして、次なる敵は曹操である。

 

 曹操は袁紹が公孫瓚に集中している間に、その勢力を急拡大していた。最も、国力では袁紹が大きく上回る。

 

 そして両雄が衝突することになるのが、この白馬・延津の戦いである。

 

 白馬も延津も城ではなく、黄河の重要な渡航拠点と思ってもらえばよい。

 

 まず、仕掛けたのは曹操であった。白馬を手厚く包囲していた袁紹軍に向かって行った。一方で、主力を延津に向かわせるという陽動作戦を敢行した。

 

 袁紹軍は、曹操軍の主力が延津に向かったことに反応し、袁紹軍の主力も延津に向かったのだ。そこで曹操軍は、手薄になった白馬に曹操自ら急行して突撃をしたのである。そしてその際、袁紹軍で、勇猛で名を馳せていた「顔良」を見事討ち取ることに成功したのだ。

 

 袁紹軍は許さじと延津に向かう曹操軍を追撃したが、策にはまりまたもや猛将の「文醜」をも失うことになるのである。

 

 戦は兵力だけではない、ということを曹操はこの結果で示したことになる。

 

 この序盤の戦いで、顔良、文醜という二将を失ったことは、袁紹軍にかなりの打撃となり、後々まで影響することになる。

 

 しかし、著名な二将が亡くなったことで、以後、袁紹軍における張郃の存在は重きをなすことになるのである。

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