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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キャラクター外伝#6 -理想の落ち_重複投稿

作者: ナメクジ

もっと多くの方々が近づきやすい『フラットフォーム』でも活動を並行していきたいと思い、無理を承知の上で小説家になろうとの並行を決めました。 約束は必ず守るので見守ってもらえると嬉しいです。

後悔(こうかい)はなかった。私たちはただ否定されたのだ。」

人間の壁を乗り越え天才は厳粛な空気の中で罪人として建てられた。

味方はない法政の数多の座席を埋めていたのは彼の死を見るために

集まっていた愚かな、時代暮れの貴族主義の構成員(観客)だった。



幕開けからとても退屈(たいくつ)に仕組んだのがバレバレの

老い耄れたちの適当な神経戦はあきれるのを

超え殺意(さつい) を思い出した。でもそんな物に意味は

なかったことを知っていたアッシュは目を閉じ

自分をここにたどらせた憎むべき夜の出来事を思い浮かべた。



何かを祝ってるみたいに盛んでいる広い空間は

すごく懐かしい感だけが浮かびらせるだけ、

何の音も聞こえなかった。あれは多分、...家だった。



懐かしいが、もう二度と戻れられない野花(思い)みたいに

踏みつけられた自ずらの青春の日の[[rb:情熱 > じょうねつ]]であり、

世界を変わらせるために、まだ人には救われる

価値があったと信じていたからの、努力であった。



悪い夢の欠片のように朦朧(もうろう)として、はっきり手にとれない

不便な感覚は寂しいに満ちた恐怖と

ともにあの日を思いださせた。



文明が崩落(ほうらく)し人は当たり前のように生き残るため

理性を捨て皮だけのものになった。

本末転倒に取り乱れた世界がこのまま

『人として外れた間違い』を当たり前にしては

ならないと訴えた者たちがあった。



歪んだ世界で目の前の細かい成功からの得失を選ぶより

正しき価値観を言いたかった若い魔術師たちは

丘の上にある少し古い感がある屋敷に集めて【魔女の家】と

自らを名乗る研究団体を[[rb:造成 > ぞうせい]]した。



我慾より【人としての正しさ(正義)】のある世界を作るために

集まった[[rb:啓蒙家 > けいもうか]]たちの夢はこの世界がとっくに忘れた

善としての正しさだった。多くの者に僞善だと言われる

その戦いの中数え切れないほど心を潰された。



だがその道を諦めなかった彼らにとっては例えそれが偽り(偽善)

であってもそれが堅実であった。その結果まさに歴史に残る業績に

近い理論を設立し、長い研究の末に証明した。

だが都市社会は彼らを認めず研究結果を奪って

彼らの権力で飾られた武力で殺した。



銃声とともに仲間(家族)が苦痛に(もだ) える泣き声(悲鳴)が聞こえてきた。

何もできずただ[[rb:蹂躙 > じゅうりん]]されたあの記憶で息が苦しかった。

目を開けてみるといつの間に終わっていたのか

うるさい雜音(ざつおん)が消えていた。



頭の中、乱雑(こんらん)になっていた感情と記憶が整理(せいり)されたように冴えた。

花壇の前に墓が六つある庭の椅子に座って

静寂を守っていたアッシュは、嘆くように悲しみを

込めた瞳をしていた。「これはさっきの記憶かなそれともー。」



「やっぱりラウラ君が私を引き抜けてくれたんだな。」

「あんな大人数の前あんただけ引き抜けたとおもう?残念、今は精神だけよ。

このままだと死刑は確定のはずだが...。どうするつもり?」

「ハハッ、私の[[rb:死に方 > 運命]]はこんなものかもしれないな、

でもそれは今でないしあのバカどもに黙って殺されるつもりは微塵もないなー。」



アッシュの答えにラウラは反論のない賛成の笑顔を浮かびだした。

「先ずは暴れだすのは判決が決まった直後、全員が気を緩んだ時。

それから教皇と議会の構成員たちだけといる時間が必要だ。」

「待って待って、私が全員を〔ハスミン〕で転移させることだよな?

ならあんな大人数どこに吹き飛ばせってことだ?」



「建物の外ならどこでも構わないがちょうど法院の隣りに

素敵な湖があるもんだ。まぁーでも、基本建物の外にだけ出せて

もらえばそれ十分だ合図送るから後は任せるよ。」

責任転嫁(せきにんてんか)は身が重いのですけどー。それであの老い耄れたちとどうするつもり?」



「さぁなー。要望(ねがい)、聞いてあげちゃおっか。」

「どうするのかは分からないがそろそろ判決だぞ体に帰れ。」

その通りに閉じた目を開けた裁判所(さいばんしょ)はやっと静かになり

教皇と議会長の判決を待っていた。



「これにて事件.特殊・魔法違反事件(べスタス・エテル).005、

魔女の家の全員に死刑(しけい)を宣告します。」

どこかで泣き声が聞こえた。その嘆き(なげき)は正さを

訴えてきた私たちが積み上げた業績の断片的な

物語のカーテンコール(終幕)だった。



厳粛な雰囲気の中、製版所はで響く敎皇と議会長の

決定を確定させる議事棒の音が鳴り響いた。

「死刑…?ハハッ、まったく、あくまでも理解しきれない

者たち(バカ)だな――。問お!それは、

誰に与える刑罰のつもりだ。貴様らの権力で捻り潰された

私の仲間にか、それとも!自らを正当化するためか!」



鎖に縛られたまま大声で敵意に満ち怒っているアッシュは

縛りを解いて、真っ直ぐにとげ立ったっている意識に自我(じが)を任せた。

乱暴な感がトリガーになって空間をはアッシュの魔力に蚕食された。

教皇の指示により暗部(ハプセイント)騎士団(聖翼)

おそいかかってきたが、アッシュの怒りはそこそこの出来損ないに

敗れるほど生半可な物ではなかったが。



「罪人ごときが!/這い上がるな!/

神聖冒涜だ!/死刑まで行くこともない今殺してあげよう!」

予想通りアッシュの抗拒(こうきょ)に法政はすぐ混雑になった。この状況自体が

気に入らないような議会と教皇の顔を見てアッシュは口を開けた。



「少し外野が騒がしいな、そう思うだろ?さ、役立たずの観客には

ご退場してもらおう。セ―ノッ!」アッシュの合図とともに

アッシュにの影が伸び裁判所の後ろを負い被った。

泊りがさって行くと座席を埋めていた観客(魔術師)たちと

警護のための特殊人材が跡形もなく消えていた。



「さて、うるさい邪魔もなくなった。本番に行ってみようかな。

死刑とか言ったな?残念ながらそれは受け入れられない願いだ。」

「[[rb:罪人 > ざいにん]]・アッシュ、本裁判の決定は汝らの愚かさを裁くためであり。

そこに汝らの意見を問いかけたことはない。大人しく判決を受け入れろ。」

知っている気持ち悪い声だった。



「これはこれは、メリュッエ・ルシアン公爵、ご勘違(かんちが)いなく。

私は君らに今取引を提案した。何なら、全部無しにして今ここで

全員殺してさしあげましょうか...。」その脅しは少しも

課長ではない心の底から言った言葉だった。



「こっちも〔()〕や〔ハネ()〕と付き合う気はないだが、

このまま凝らされてまた貴様らが正義だってふりも認めない。

ここで提案だ。私たちがあった痕跡と家全部持ちで外部から

立ち入りできない亜空間(あくうかん)隠居(いんきょ)してやる。」



アッシュの堂々とした態度え反対を主張する意見も多かった。

主に教皇配下の〔ハネ()〕は強力に死刑執行を主張した。

「我々の信念に挑むか...痴れ者が。」

教皇の神聖(言令)にすぐにでも戦いに繋がるような空気だった。



「これが〔調整(ちょうせい)〕としての権限(けんげん)か、調整と言うより[[rb:圧制(あっせい) > に

近い物のようだが。教皇が都市社会で特別な理由、神に神聖(調整)

授けられまたの名を神意を纏った 調整者、彼のなす言葉は神言となって聞く

全員を圧倒する言令(げんれい)であった。



「我の声を聞いても抗えるとは、その根性だけは褒めてあげよう

だが少し頭が軽いようだな『下げろ』。」

強制的に頭を下げ土下座していたほかの魔術師たちだげが

言令で地面に潜り込まれた。「頭悪いのか?確かにそこそこの

連中には聞くものだが私まで同じ扱いは困るけどな。」



教皇はそいうアッシュの姿に慌てながら言葉を乱伐した。

「人の話をここまで聞かないとは、とっくに耄碌したのか。

は―――、いいか?言令とはこんなふうにこなすものだ。

『出しゃばるなー』」教皇は口を閉ざされたまま

顔面から地面に刺された。



それは実に久しぶりに感じる敗北の熱い感覚だった。

目の前の調整者ではない同等か、遥かに格が違う優れる力(制定者)

であるアッシュは自滅した裁判所の全員を見て

とてもくだらない者を見る視線(しせん)だけ残して去っていた。



「ラウラ、もういい。全員(観客)を基に戻して。

こっちも協商終わったようだから。あ、それから私が

また呼んだら私の後ろに門作ってね。」アッシュの一言の直後(ちょくご)

消えていた観客たちが戻った。「どうしたんだ、その濡れた様は、

おおっとまだ元気のようだな。今!」



帰ってきた[[rb:暗部 >ハプセイント]]と騎士団(聖翼)と一部の魔術師は

裁判所の惨状を見てアッシュにかかってきた。

だがその全てが予想通りだった。ようにアッシュは驚く姿一切なく

余裕に後ろの地面に開かれた門に入った。



屋敷()の研究室だった。

「ずいぶん派手(はで)にあばれたね。ほんと一発食らわしたものよ。

それでほんとに屋敷ごと幽閉(ゆうへい)するつもり?」

その質問にアッシュは驚いたような顔をしながら答えた。



「うん...どうかな確かに屋敷ごと亜空間に幽閉はするけど、

だってあんな連中に期待するのは飽きちゃったし。

二度と会いたくないし、でもあっちが

私を信用(しんよう)しないように私も信じないんだ。

ま、見とけ役割(制定者)だけは必ず果たすつもりだよ。

でもしばらくは皆を哀悼しなきゃ...。」



墓を見ながら答えているアッシュは強げに笑っている顔と

違って悲しみにおぼれたような背中をしていた。

その憂いにともに痛まれたラウラは大丈夫さを演じている

彼を見て慰めたかったが、開けた口から何の声も出なかった。



午後、裁判所の騒ぎが一段落したころ〔()〕の魔術師が

教皇がアッシュから手を出さないと宣言してから

議会が決めたアッシュへの今後の[[rb:方針(命令) > 命令]]を伝えるためきた末端なった。



「あれ?住所ここで合っているんだけど屋敷所から

人が住んでいた後形もないなーどうしたんだろ。」

かの魔術師の言う通り丘の上から屋敷と

彼らは既に消えていた。



「おや、けっこ時間が過ぎてしまったな、やっぱり

ここでは[[rb:流れ(時間) > 時間]]を悟り難いな。

どうやら今日は〔黒の王(カルメン)〕が玉座から離れ暴れているようだな



[終]

去年11月からpixiv小説で活動始めたナメクジと申します。 以前から小説家になろうで活動することを考えていたのですが、アトリエ環境を見直しながら併行することになりました。

完全に並行が可能に慣れるまでは時間が少しかかると思いますが、多くの方々に私が製作するコンテンツを楽しんでもらいたいと思っております。

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