第86話「お出掛けしよう!!」
「ねーねー。ゴールド。なんかないのー?」
あれから一月がたっていた。3回目の契約更新だ。吟遊詩人で。
リバーシはぼろ負け、五目並べは勝率5割、魔法は初歩と初級あらかた覚えてしまった。
得意属性は火と風のようだね。回復魔法も得意っぽい。中々の才能だ。
お嬢様は飽きていた。外には出られないしやる事が限られていて尚且つどんどん減っていくのだ。
中々辛いな。お金持ちなので大抵の娯楽や本は読み尽くしたらしい。
公爵の令嬢なので友達も出来ない。貴族は利権争いを好むので下手に友達も作れないらしい。
「ご安心をお嬢様!後四年位は飽きないように出来ますので。今日も遊びましょう!!」
勿論嘘だ。まぁ子供だしいいじゃろ。
「凄い!!さすがゴールドね!!今日は何するの?」
「冒険者になりましょう!!お嬢様の魔法でモンスターを倒すのです!!」
ゼロから始めるお嬢様育成計画だ。まぁ、特に意味はないが。それを聴いたアクジキさんが表情を強張らせる。
「ははは。流石に旦那様の許可は貰いに行きますし、俺とアクジキさんがお世話役とお付きを務めますし護衛も雇います。」
その言葉に少し不満そうにするお嬢様だったがそれ以上にワクワクが勝ったようだ。
「お父様に頼んでくるわ!!」
今日は偶然いる。公爵は基本忙しい、だが娘に構ってやれない分甘やかすようだ。
「ではお嬢様。頑張って下さい。アクジキさんに説明を頼んで下さいね?僕は色々準備しておきますので。」
アクジキさんに睨まれたが気にしない気にしない。
俺は街へアクジキさんとお嬢様は説得に向かうのだった。
「まずは何をしようかなー?」
まずは食糧だ。金は湯水の様にあるのでケチる必要はない。
纏めておこう。お嬢様と俺用の食糧、護衛のは要らないでしょ。水は湧き水のコップがあるので大丈夫だ。
装備。まぁあっちで用意すんだろ。俺は大丈夫。
ポーションは用意しとくか。魔道都市で買っとくんだったな。
マジックアイテムはいらなそうだが探すか。
俺は食糧を買い漁る。俺のは量重視、お嬢様のは高いの買っとけばいいだろ。
金貨5枚施し使ったがたいして気にならない。
目的のマジックアイテム屋に向かう。1番大きい所だ。
「なんかないかなー。んー。すみませーん。オススメありませんかー?」
「ん?あっ!あぁお嬢様のお付きの方ですね?でしたらこちらはどうでしょう?」
オススメされたのはテントのマジックアイテムだ。は?黄金金貨5枚!!!?
いくらなんでも高すぎでしょ?ぼったくる気か?
「これは値段相応の性能と思っても?それこそお嬢様を入れても問題がないと?」
店主は難しそうな顔をしている。 そしてすぐに口を開く。
「え、えぇ!勿論です。こちらのテントはこの余り大きく無いですが魔法で中が広くなっていまして中は常に適温魔法耐性とかなりの防御力をもっています。更には陰徳魔法が掛けられていますし、アイテムポーチの様に中に物が入れておけるんですよ!!」
、、、買いだな。黄金金貨5枚の性能だ。俺が黄金金貨を出すと驚いたが公爵のお付きなのですぐに対応する。
今日はいい買い物をしたな。さて、、、お嬢様達は説得出来たかな?




