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その他の組織

・銀狼団《バルゲファン》

北部で勇名なマキア族主体の傭兵団。聖歴二九六年に凶獣タイトゥーヌの襲撃を受け壊滅するも、翌年先代団長ドプラ・マサジュアの娘であるレイ・マサジュアによって再建。聖帝領で初めて電磁甲冑機兵《バストゥール》ど導入し、北部では無類の強さを誇る傭兵団となる。またレイとアインノールとの間で交わされた契約により、戦場では常にアインノールが率いる軍に味方し、数々の難作戦を成功に導くことになる。

・マクファイン商会

旅商人だったルカルド・マクファインが一代で築いた聖帝領一の総合商社。ルカルドの孫であるレント・マクファインとアインノールがドルスタイン上級学院の同級生の誼でデルフィーゴ王国に肩入れする。後に聖帝領唯一の純ゲルベミウム鉱石と幻象反応鋼石《ティカクロム》の流通組織となる。

・蜘蛛《シュピンネルゼス》

アインノールが組織した諜報部隊。元々情報と言う物に重きを置かない傾向のカレン界にあって、地球の近代諜報手法を取り入れたカレン界初の実践的な諜報組織。結晶回路による簡易術式をその任務に取り入れ、現在様々な国に諜報工作員を派遣し、人知れず各国の動向を探っている。その活動、及び運営はデルフィーゴ王国聖帝領事事務官マルコーニ・モンブランに任せており、彼が実質的な指揮を執る。