表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/125

第9話:黄金色の残り火 ―灰になった約束―

麗お嬢様がどれほど豪華な楽屋に閉じ込められようとも、彼女の心は常に一人の女性――母、かえでを求めて彷徨っていた。

「……長谷川さん。この手紙、出してくれる?」

彼女が差し出したのは、琥珀色の涙の跡が残る一通の手紙だった。住所もわからない母へ宛てた、ひたむきな愛の告白。

だが、その直後。

楽屋の扉が重々しく開き、冷徹な支配者・龍駕が足を踏み入れた。

「麗。無駄な真似はやめろと言ったはずだ」

龍駕は麗の手から手紙を強引に奪い取ると、ライターの火を灯した。

「ああ……ッ!!」

麗の悲鳴が響く中、母への想いが綴られた紙片は、音もなく灰へと変わっていく。

「南条の女王に、個人的な感情など必要ない。お前が愛すべきは、カメラのレンズの向こう側にいる一億人の観客だけだ」

俺――秘書である長谷川誠は、膝を突き、床に散らばった灰を静かに見つめていた。

龍駕がどれほどお前の言葉を焼き捨てようとも、俺はこの灰の中に残るお前の魂を決して見逃さない。

「……。麗お嬢様。灰になった言葉は、風に乗ってママの元へ届く。……俺がその風を、一瞬の迷いもなく送り届けて差し上げます。……」

麗の震える手を取り、俺は黄金色の瞳を静かに燃やした。

龍駕が焼いた数だけ、俺がお前の想いを麗の心へ届け直してやる。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本編中に、物語の情緒や没入感を損なう不自然な表現が含まれていたため、修正いたしました。

麗が勇気を出して書いた手紙と、それを無残に散らす龍駕。そして誠の誓い。

三人の想いが複雑に絡み合う中、麗の「黄金色の瞳」は何を見つめるのか。

初投稿で不慣れな点もありますが、麗の物語を最後まで見守っていただけるよう、一文字ずつ大切に綴ってまいります。

ブックマークや評価での応援、何卒よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ