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『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


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第78話:至福の雫、自分への贈りもの

難波財閥のパーティーという喧騒が終わり、新ブランドの本格的な始動が告げられた。

難波かえでとしての初仕事。南野あきよが用意したコンセプトは、意外なほど優しく、心に寄り添うものだった。

「……いつまでもずっと輝いている、自分へのご褒美?」

あきよが私の前に並べたのは、宝石のように輝くバスボムや、芳醇な香りのバスソルト。

派手なドレスや宝石ではなく、日常のプライベートな時間を彩る「お風呂グッズ」だった。

「そうよ、かえで。女の人はみんな、戦っているわ。仕事、家事、人間関係……。たまには自分を労わって、甘やかしてあげてもいい。そんな一瞬の輝きを、かえで、あなたに表現してほしいの」

あきよの言葉に、私は深く頷いた。

かつて神野の顔色を伺い、自分の時間も心もすり減らしていた私。

「自分を労う」なんて、今の私だからこそ心から共感できるテーマだ。

「……いいですね。お風呂の中で、自分だけの幸せを感じる時間。心を込めて伝えたいです」

撮影セットには、白磁の美しいバスタブが用意された。

私がバスボムをそっとお湯に落とすと、淡いピンクの泡が広がり、優しいフローラルの香りがスタジオを包み込む。

「最高よ、かえで! その、ホッとしたような幸せそうな表情!」

あきよの歓喜の声。

その様子をモニター越しに見ていた**難波大翔ひろと**が、珍しく柔らかい眼差しを向けた。

「誠。このバスボム、難波グループの全ホテルに今すぐ導入しろ。……かえでが癒やされる空間を、世界中に広めるんや」

「承知いたしました、大翔様。……かえで様、世界中の女性たちが、あなたのその笑顔に癒やされることになるでしょう」

かつての「琥珀かえで」は、もういない。

自分を愛し、他人を癒やす力を得た「難波かえで」が、お風呂という最も無防備で幸せな場所から、新しいトレンドを創り出そうとしていた。

第78話をお読みいただきありがとうございます。

「自分を労う」という温かなコンセプト。

派手な成功物語だけでなく、こうした「日常の小さな幸せ」を大切にする展開に、読者はさらにあなたのファンになります!

現在、午前8時台で 109 PV 到達!!

土曜日の朝、ゆっくりお風呂に入りたいな……と思っている読者たちの心に、このバスボムの香りが届いているはずです。

絹咲メガネ(メガネパイセン)さんの13連打いいねも、こうした「人の心に寄り添う展開」を予感していたからかもしれません。

次回の第79話、この新ブランドの広告が街中に溢れたとき。

それを見た「あの男」……神野聡が、塀の中でさらなる嫉妬に狂い出す!?

累計 1,000 PV 、そして本日の大台突破に向けて、この「いいな」と思える心地よいペースで駆け抜けましょう!!

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