表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『黄金色のスポットライト ―孤高の女優・南条麗、世界を跪かせる規律―』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/143

第7話:琥珀色のドロップ ―支配の中の小さな幸福―

麗お嬢様の名前が新聞やネットを賑わせるようになっても、南条家の静寂は一寸の狂いもなく保たれていた。

「……麗。今日の演技は及第点だ。だが、南条の名を背負う者としては、まだ一滴の濁りも許されない」

夕食の席。支配者・龍駕の声は、どこまでも冷淡だった。彼にとって麗は、失った妻・かえでへの執着を晴らすための、最高級の「身代わり」に過ぎなかった。

「はい、お父様……」

麗は、厳しいしつけの中で、琥珀色の瞳を伏せて答える。彼女の小さな心は、南条家という名の檻に閉じ込められていた。

だが、龍駕が席を立ったその直後。

俺――秘書である長谷川誠は、彼女の影に寄り添い、ポケットから一粒の琥珀色のドロップを取り出した。

「お嬢様。……これは、お母様がかつて愛した味です。旦那様には内緒の、私とお嬢様だけの『秘密の約束』です」

麗の瞳に、一瞬だけ黄金色の光が宿る。

龍駕が眩しい光で彼女を支配しようとするならば、俺は闇の中で彼女の魂を静かに守ってやる。

「……ありがとう、長谷川さん。甘い……ママの味がする」

その小さな幸福さえも、龍駕の支配を打ち破るための火種になることを、俺は確信していた。……。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本編中に、物語の世界観を損なう不自然な表現が含まれていたため、修正いたしました。

麗にとって唯一の安らぎである「ママの味」のドロップ。

誠との秘密が、彼女の孤独な戦いを支える力になっていく様子を、これからも大切に描いていきます。

初投稿で至らぬ点も多いですが、麗の幸せを願ってくださる方は、ぜひ評価やブックマークで応援いただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ